ピッコマで公開されている「接近不可レディー」の感想と考察になります。
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「接近不可レディー」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【125話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
空虚な人生
過去に戻り新たな世界を生きているアクシオン。
彼は頭脳明晰で容姿端麗であり若くして家門を引き継ぐなど全てを手に入れているわけですが、空虚な人生を送っているよう。
大事な何かを無くしたような感覚がずっと心の中に存在しているみたいです。
また夢に出てくるピンク髪の女性のことが気になっているようで。それはもちろんヒリスですね。
彼は新たな世界でもヒリスのことを恋しがって求めており、前世の記憶が頭のどこかに残っていて夢に出てきているみたいです。
一人虚しそうにしているアクシオンの表情を見ると切なくなりますね。
やはり彼女も
場面は変わりイノアデン家の邸宅。そこには平和な日々を過ごすヒリスの姿がありました。
彼女は自分の存在しない世界に作り直すことを願ったわけですが、どういうわけだか彼女もこの世界に登場してしまったよう。
やはりそうなりますよね。望み通り完全に存在が消滅してしまう結末だなんてしっくりこないので。
この世界で彼女だけは引き続き前世の人生の記憶を持っており、なぜ再び戻ってきてしまったのか自分でも理解できていないみたいです。
ただこの世界には異能や4大家門なども存在しないおかげで平和そのものであり、父ディエゴや兄リカルドから虐げられることも無いよう。
むしろ前世の記憶があるヒリスが一方的に父と兄を嫌っていて、彼らのほうがヒリスのご機嫌をうかがうみたいな関係になっているようですね。
まあ彼らが優しくなったところで、7度目までの人生でずっと苦しめられた相手を受け入れることはできないのかもしれません。
運命の再会
アクシオンの継承式の日。彼は会場の遠くにいるピンク髪の女の子を見かけ何かを感じたよう。
もちろんそれがヒリスだとは知らないものの、いつも夢の中に登場するあの女性だとすぐに理解したみたいです。
それからアクシオンは彼女を見失わないよう無場夢中であとを追って話しかけることに。
顔を合わせるや否やアクシオンは頬を赤らめながら僕のそばにいて欲しいと素直な気持ちを伝えていました。この世界では初対面だと思いますが、アクシオンにとっては探していた人にやっと再会できたという感覚なのでしょうね。
一方その言葉を受けたヒリスもまた嬉しそうにしながらポロポロと涙を流すことに。
どうやら彼女のほうもアクシオンが元気に過ごしているかどうしても気になっていて会場まで確認しにきたみたいです。そんな中で思いがけず話しかけてくれたわけですから嬉しかったでしょうね。
またヒリスは新世界を作る際にアクシオンの幸せを願ったわけですが、彼の幸せにはヒリスの存在が不可欠であり、そのため自分もこの世界に戻ってきたのだと彼女は気づいたよう。素敵な話ですね~。
元々は完全な消滅を望んでいたヒリスですが、彼と再会してもう一度両想いになれたわけですからこの世界に戻ってきた甲斐がありますね。
この平和な世界の中で2人で幸せになって欲しいものです。
ついに完結
今回の話で「接近不可レディー」が完結となりました!いや~ついに終わってしまいましたね。
個人的には物語序盤のヒリスがディエゴやリカルドからの圧力をものともせず立ち向かっているところくらいまでがかなり好きでした。
ただディエゴの異能を奪ったあたりから勝負がついてしまって、憎い家族への復讐が早くも完了してしまった感じはありましたね。
復讐系の物語が好きなので、ヒリスがイノアデン当主の座を奪うまでのくだりをもっと長く見たかったなと。
また途中からヒリスとアクシオンの恋愛色がかなり強くなって、個人的には好みではなくなってしまったのですが、それでも平和な新世界を作り直して再会するという結末はモヤモヤ感もなくシンプルで良かったかなと思います。
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