ピッコマで公開されている「緑陰の冠」の感想と考察になります。
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「緑陰の冠」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【69話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ルミエの過去
ルミエがその場を離れると、ランは騎士団長のブレインと2人きりに。
ためらいながらもルミエが不法闘技場の剣闘奴隷だったことをランが明かすと、彼が殺気のこもった戦いをしていた理由がわかったブレイン。
ひとまず、このことは偏見をまねくかもしれないから、内密にするとブレインは約束してくれました。
殺すまで戦う剣闘奴隷と騎士の役割は違いますから、ルミエが今までのことから足を洗い騎士になれると良いですね。
ランもルミエはいい騎士になるはずだと思っているので、ルミエには期待に応えて欲しいと思いました。
図星
シャワーを浴びながら、さきほどの騎士の訓練で相手に殺意を抱いて止められなかったことを思い出すルミエ。
戦い中に制御できなかった、血生臭い匂いと死臭がするとブレインやハーレシュに言われたことは図星であり、自分自身に苛立ちを見せています。
戦いのあと、ルミエは何事もなかったようにほほ笑んでランやブレインの元を去って行きましたが、内心は悔しさでいっぱいだったでしょうね。
ランにもあんな姿を見せたくなかったでしょうに。
また、シャワーを浴びているルミエの髪をおろした姿が初めて登場したかと思います。
ルミエといえばいつも髪をしばっていますが、髪をおろした姿も良かったです!
慰めるラン
シャワーを浴び終わり外に出たルミエを待っていたラン。
ランはルミエが戦いの時のことを気にしていると思い、心配してやって来たようです。
怪我をした騎士は後遺症もなく治ると医者が言っていたし、大丈夫だから元気を出してと励ますラン。
すると、ルミエはすがるようにランの肩にもたれかかり、自分にできることはないかと尋ねます。
傷ついた自分のところにランが来てくれてルミエはうれしかったでしょうね。 ランに甘えるようなルミエも、よしよしされるのもかわいかったです。
そして、ルミエの問いに対して、ルミエが幸せになってほしいだけだと答えるラン。
すると、ユスタフ様を殺して差し上げましょうか?とルミエはずっと思っていたことを口にしました。
いつも何も望まないとランが答えるので、むしろ自分を頼って欲しいとルミエは思っているかもしれないと個人的には思いました。
ルミエはずっとランにとってユスタフが敵だと思っていましたよね。最初は自分に優しくするのはユスタフの暗殺の依頼をするためだと思っていましたし。
ランが望むなら暗殺することも厭わないというルミエの強い感情を感じました。
誤解
ユスタフの暗殺の話が出ると、あわててそれを否定するラン。
本当にユスタフとは敵じゃないことをルミエに伝えると、ようやくルミエの大きな誤解は解けることに。
部屋まで帰るルミエを送ってあげるからもう行こうと言うランに、笑顔を向けるルミエ。
ルミエのこんなにも心の底からの笑顔は初めてではないでしょうか。
ランが自分に優しくしていたのは暗殺を頼もうとしていたのではなく、純粋な善意だったのだとわかったからなのかなと思いました。
どこか影のあるルミエも好きではありますが、やはり笑顔が1番ですね!
新しい会計官
ユスタフのアカデミーの友人のカルソとデリルがラチア家にやってきた理由がわかりました。
彼らは新しい会計官として雇うみたいです。
そういえば会計官は漫画の序盤で粉飾決算を行っており、早々と首になっていましたよね。
ユスタフが選んだ彼らならいい人材だと思うので期待できそうです。
ユスタフはランと一緒に一か月くらい外出するからと彼らを行政官のエリザベートにお願いして部屋を出て行ってしまいますが、まだ来たばかりなのに扱いがひどすぎます。笑
それだけアカデミーで親しかった友人ということなのでしょうか。
また、今回はユスタフの登場シーンはこれだけでした。
ルミエがランの肩にもたれかかっているのを見て嫉妬しないかな~と期待しましたが、違ったようで残念です。
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