ピッコマで公開されている「緑陰の冠」のネタバレと感想になります。
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「緑陰の冠」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【48話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ユスタフの計算
帰りの馬車の中でのこと。
自分がもっとちゃんと見ているべきだったと反省をするユスタフ。
いや私の方こそもっと…とランは言いかけ、いやあの狂った奴のせいじゃないと言い、しかめっ面をした。
ユスタフもそうですねと言うと、ランは笑うが次第に涙が零れ落ちるのであった。
なんで涙が出てくるんだろうとランが言うと、ユスタフは彼女を抱きしめ、大丈夫だと言った。
ユスタフの腕の中に心地よさを感じるラン。しかし、決闘の申込みをしたことを思い出し、ハッとユスタフから離れた。
決闘のことでいろいろと心配するランに、ユスタフはこう言った。
皇室で使う氷水晶については目に見える魔法商品は使用を控えるでしょうが、すでに生活の一部となっている便利な道具まで排除するのは難しいだろうと。それに、氷水晶の取引相手は帝国だけではない。
そして、相手が皇太子だとしても決闘に挑むときはただの1人の騎士に過ぎないのだと言った。
ランは皇帝についても心配をするが、無能な息子と違って、皇帝も今は姿を見せたくないでしょう。むしろ、これを機に皇帝と皇太子の間に争いの1つが起きれば、第一歩に繋がるとユスタフは言う。
庭園での出来事は偶発的なことだったのに、すぐにここまで計算できるユスタフに感心をするラン。
ユスタフはこれが終わったらラチアに帰りましょうと言うと、手を差し出した。
彼の手をとると、最近になってユスタフがとても柔らかくなったと感じた。
そして、ほっとしたランはいつのまにか彼の横で眠ってしまうのであった。
侍女長たちへの報告
馬車が屋敷に到着した。ユスタフは眠っているランを抱きかかえ、屋敷内に運んでいく。
そして、使用人にあとで侍女長と一緒に執務室に来るように言う。
今日のことはあっという間に社交界に広がるだろうから、他人を通じて屋敷内に噂が広まる前に、直接説明した方がいいと考えたのだ。
屋敷内までランを運ぶと、ユスタフは彼女を起こした。そして、今日の出来事についてランの口から侍女長たちに説明が必要だと言う。
執務室で侍女長や騎士団長らに説明をすると、彼らは皇室に対して怒りを露にした。そして、正式に抗議するべきだと言う。
ユスタフは落ち着くように言うと、謝罪を受けたからと言って終わらすことはできないから、ひとまず決闘の申込みがどうなるか様子を見ると言った。
そして、ランとユスタフは明日皇帝に謁見しに行くことにした。
ランは侍女長らにこう話した。明日になれば噂が広まり、ラチア公爵家に対して悪意のある噂も出るだろう。人の口から聞くよりはあらかじめ知らされている方がいいから、目下の者にも話しておくように指示をした。
そして、私たちに有利になる噂。例えば、か弱く、可憐で、純粋無垢なラチア公爵のイメージはもっと良いと言うのであった。
情報戦
2人きりになったランとユスタフ。
か弱く、可憐で、純粋無垢なラチア公爵ですか…と呟くユスタフ。
ランは実際にそうじゃない?と笑うと、ユスタフは愛らしく可愛らしく清楚なラチア公爵様ですねと言った。
実際に言われてみて思わずドキドキしてしまうランをよそに、話を続けるユスタフ。
これからは情報戦になると言う。
ここの世界ではゴシップ誌や新聞みたいなものはなく、本は識字率の高い上流階級の物であったため、人々のひそひそ話でさえ情報戦では役に立つのだ。
ランは皇太子の支持率を下げるのにもちょうどいいと言う。
明日のためにも寝ることにしたランとユスタフ。
1人残ったユスタフは机をすっと撫で、フッと笑うのであった。
【48話】感想
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