ピッコマで公開されている「ラスボスの私が主人公の妻になりました」の感想と考察になります。
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「ラスボスの私が主人公の妻になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【125話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
アヴェルに真実を明かす
ヘイロン領へと帰ってきたフィオナはアヴェルと2人きりになり、そしてこれまで隠していた秘密を明かすことに。
すでにシグレンとカールには知られているあの事実ですね。
彼女は自分がこの世界の創造主であること、その世界の悪役に憑依してしまったこと、そして闇になったフィオナに狙われているということも全て打ち明けていました。
信じられないような話にアヴェルはすぐには受け入れられずに頭を抱えているよう。まあ驚くのも無理はないですよね…。
一方フィオナのほうは彼がどんな顔で話を聞いているのか直視することができず。
この物語を描いた作者としてフィオナはアヴェルの過去の辛い人生を大体把握しており、だからこそ顔を見ることさえ出来ないのでしょう。アヴェルを苦しめたのは創造主のフィオナであり、そのことを恨まれるかもしれませんからね…。
暗い過去
アヴェルのこれまでの辛い人生が回想シーンとして明かされることに。彼の過去がちゃんと描かれるのはこれが初めてですかね。
彼は成人になるまえに両親と弟を失い、人生の温かさを感じさせてくれた婚約者さえも虚しくそばを離れたのだと。
そのうえ国のために北部の城壁を守った守護者の宿命か、貴族たちの間では血も涙もない冷血な残虐者と呼ばれるという。
いつしか彼はただ死だけを望むようになり、一日でも早く安らかに眠りにつくというのが願いとなったみたいですね。
彼にそんな暗い過去があったとは…。思い返すだけでも辛い気持ちになりそうですね。
生きる理由
辛くて暗い人生を生きてきたアヴェルですが、フィオナがヘイロン領へ来てからは彼の中で変化があったよう。
一人しかいない大切な娘のために少しでも長く生きたいと思うようになったみたいです。
つまりフィオナはアヴェルに苦しみを与えた創造者でありながら、彼にとっては生きる理由そのものでもあったわけですね。
確かに第110話でのフィオナがカールに刺された際のアヴェルの反応を見れば、彼にとってフィオナがどれほど大切な存在なのかが伝わってきます。
そしてアヴェルはそのことをフィオナに伝えて優しく寄り添ってくれることに。最初は驚きはしたものの彼女の秘密も全て信じて受け入れてくれたよう。
一安心したのかフィオナは涙を流し、そして2人は抱き合っていました。あらためて父娘の絆の深さを確認できましたね。
知恵を貰いに
その後フィオナはドラゴンのクレメンテのもとを訪れることに。そこで大切な人たちを守るための知恵を貰いたいと伝えていました。
ドラゴンの宝珠について調べたいというのがヘイロン領へ帰ってきた理由ですからね。何か有益な情報が得られるといいです。
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