ピッコマで公開されている「もう一度、光の中へ」の感想と考察になります。
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「もう一度、光の中へ」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【93話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ルミナスに謹慎処分
岩が宙を漂っているような神秘的な場所で、なぜか鎖に繋がれて拘束されているルミナス。
どうやら彼は創造の神から罰を与えられて謹慎処分を受けている最中のよう。
というのも人間の世界には逆らえない因果律が存在していて、神の力が人間界に介入して影響を与えることは厳しく禁止されているのだと。
もしこれを破ってしまったら創造の神から厳しく罰せられることになるみたいです。
ルミナスは前回エルシスを撃退してアイシャを救ったため、それが人間界に影響を与えるタブーな行為だったのでしょう。
当然ルミナス自身もそのルールを知らないはずがなく、自分が罰せられることを承知のうえでアイシャを助けてくれたのでしょうね。
まさかアイシャの知らないところでこんなことが起きていたとは。もし彼女が知るようなことがあれば責任を感じてしまいそうですね…。
ハイネンからの警告
謹慎処分中のルミナスのもとには水の精霊王ハイネンがやってきました。彼は以前第84話でアイシャの前にも現れましたね。
やり取りの感じからしてルミナスとハイネンはわりと親しそうな様子。そして見た目では分かりませんでしたが、会話を聞いていると精霊王としてはルミナスが若手でハイネンのほうがベテランになるのでしょう。
ハイネンはアイシャに会ってきたことを話し、そして精霊王の召喚を諦めるよう伝えたとも明かすことに。
これにはルミナスも驚いた様子で、止めないでくれと頼んでいました。ルミナスはアイシャなら成し遂げられるとどうしても信じたいみたいです。
ただハイネンは人間が精霊王を召喚するなど無謀だと考えており、しかも仮に成し遂げられたとしてもその先に待っているのは悲劇しかないと思っているよう。
なぜそう思うのかはこの後過去の回想で描かれていますが、いずれにせよハイネンがルミナスとアイシャのためを思って警告しているのは間違いないでしょう。
ハイネンの過去
頑なにアイシャのことを信じたいと意思を曲げないルミナスに対し、まるで昔の自分を見ているようだとハイネンは感じたよう。
というのもハイネンもかつて同じような経験をしたことがあるようで。彼には心から大切に思える人間の女性がいて、彼女は紛争を終わらせるために必ず自分がハイネンを召喚すると言っていたのだと。
ハイネンにとってのその女性はまさにルミナスにとってのアイシャと同じと言えそうですね。
そしてハイネンは彼女なら成し遂げられると信じて応援していたものの現実は甘くなく。召喚を試みた際に彼女の魔力は尽き、それだけではなく生命力まで失われ始めたとか。
このままでは彼女が壊れてしまうと考えたハイネンは最後の最後で召喚に応じず。その後消耗の激しかった彼女は紛争で命を落としてしまったよう。
なるほど…。下手に召喚を試みなければよかったという話にはなりますよね。
仮にハイネンが召喚に応じたら彼女は力尽きて死んでしまったかもしれず、精霊王の召喚を試みたこと自体が間違いだったということなのかもしれません…。
そのような過去の経験があるため、ハイネンは自分と同じ過ちを犯さないようルミナスとアイシャを止めてあげたいわけですね。
ルミナスとアイシャはハイネンの警告をどう受け止めているのか、今後の展開が気になるところです。
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