ピッコマで公開されている「狂った王女にはワケがある」のネタバレと感想になります。
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「狂った王女にはワケがある」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【8話】ネタバレ
彼はラタエの魔塔主
アシオスが”バイル”と呼ぶ方向を見ると、そこにはモワモワとした煙のようなものがある。
そしてその煙から、包帯がポンッと出てきた。アシオスの魔法と関係しているのだろうか。
彼はそれをリズベルの足に巻いてあげて、しばらく安静にしているように言う。
すると彼女もニコッと笑顔で応えた。ただ相変わらず彼の意図は読めない。
そしてリズベルは彼が魔法を使うことに関してハッとし、使節団のリストに名前のあったラタエの魔塔主であることに気づく。
彼女はアシオスの頬にそっと手を添え、月明かりが照らす山に私を連れていかないと約束してくれる?と意味深に問いかけた。
それと同時に、これほどの魔法使いを味方につければ自分にも後継者争いに勝ち目はあると考えていたのだ。
それならあなたの傍で大人しくしていてあげると言いながら、リズベルは突然アシオスにそっとキスをするのだった。
覚醒前の聖女
リズベルはアシオスの魔法で眠りについた。
眠っている彼女のことを見て彼は一人何かつぶやいている。
ブロンドヘアにブルーの瞳…バルディマルの王族の色…狂ったという最後の王女がまさか100年ぶりに誕生したヘラルの聖女だったとは。
そんなことを言いながらアシオスは少し笑っている。
13年前、バルディマルの女神から”権能を持つ聖女の覚醒はそう遠くない”というお告げが降りた。
アシオスのみがそのお告げの本当の意味を知っているようである。
覚醒前の聖女を手に入れるための争いが始まったようで、彼はリズベルに接触してきたのだ。
窓の外から街の様子を見ているアシオスだが、兵士たちが市民を問い詰めており、まるで反逆者でも追っているかのようである。
バルディマルで何か起きているというのは本当らしいと彼は思うのだった。
もう僕のもの
寝ているリズベルは何やら光り輝いている。
アシオスによると、覚醒し始めたばかりでまだコントロールが効いていないからのようである。
そして彼はその光が部屋の外に漏れないようにしろとバイルに命じた。
彼はやっと見つけた覚醒前の聖女をそう簡単に渡すわけにはいかないと思っているのだ。
それに彼女も僕のそばにいるって言ったじゃないかと言いながら、ニヤッと笑っている。
先に見つけたのは僕だ。ヘラル…。聖女はもう僕のもの。
そのように一人呟きながら、寝ているリズベルに寄り添っているのだった。
【8話】感想
突然アシオスにキスをしたリズベルには少し驚きましたね。
後継者争いのために魔法使いである彼のことを傍に置いておきたいという思いからの行動でしょうか?
一方のアシオスは寝ているリズベルに対し、君はもう僕のものだと囁きかけていました。
純粋な気持ちで助けたわけではなく、利用しようと思って助けたのでしょうかね。
前回の話までよりも、アシオスが少し怪しく見えてしまいました。これからどうなるのか楽しみです。
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