ピッコマで公開されている「狂った王女にはワケがある」のネタバレと感想になります。
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「狂った王女にはワケがある」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】ネタバレ
リズベルの決心
リズベルは夜一人ベッドの上で考えていた。
あの男が私を助けたのにはきっと何か裏があるはずだと。
そうであっても彼女にとってアシオスの力は間違いなく必要であり、やるしかない…と彼女は呟き何か決心したようだ。
父の呪いを解くのは最後に生き残ったただ一人なわけだが、王家の晩餐の日からもう3日経っており、残るは7日だ。
そこで全ては決まるのである。
それからしばらく部屋で一人過ごしていたリズベルだが、彼女はジーっとずっと同じ方向を見ている。
すると何もなかったはずの場所からスッとアシオスが姿を現した。
どうやら魔法で姿を隠していただけで、彼はリズベルの傍にいたのだった。
取引の提案
魔法で姿を消してリズベルの傍にいたアシオスだったが、リズベルその気配に気づいていたようだ。
見つかってしまいましたか…と言うアシオス。
これまでの人生から危険を察知することに慣れているリズベルには通用しなかったようである。
そしてリズベルはアシオスに歩み寄り、私を助けてくれる?と笑顔で問いかける。
助けたらキスしてくれますか?と彼は聞き返してきた。
当然彼が望むのは単なるキスなどではないはずであり、もっと大きなものを狙っているのだろう。そのことを理解したうえで、リズベルは承諾した。
これは取引よと言ってリズベルが手を差し伸べると、アシオスは彼女の腕を掴んでグッと引き寄せる。
やはり狂ってなどいなかった…とボソッと彼は呟くのだった。
逃がさぬよう
王家の晩餐から5日が経過した。
ラタエの使節団がいつ到着するのかリズベルが質問すると、第3週の週明けだとアシオスは答える。
当初の予定通り5日後だ。
王城の状況を知らないリズベルだが、今頃ジカルとロゼスの戦いは始まっているはず。もしくは決着がついている可能性もある。
またリズベルの体は、アシオスとキスした日から光が弱まっていた。彼が何かしたのだろうか。
きっと彼はこの光の正体を教える気も、この力を使わせる気もないのだろうが、それでも一人よりはましだと彼女は思った。
そしてリズベルは王城に行きたいと言う。帰らなければならないのだと。
今でもリズベルの足の怪我は完治しておらず、この状態では帰ることが出来ない。
しかしアシオスが手をかざすと、足の痛みが消えてしまうではないか。
本当に魔法使いはすごいわ…!と驚くリズベル。それと同時に、こんなことが出来るならなぜ初めからこうしてくれなかったのかと彼女は不満そうでもある。
すると彼は、怪我を治したらここから逃げてしまうかと思って…と答えた。
そんな彼の言葉にフッと笑うリズベル。
あなたも一緒ね!と言いながら、自分を逃がすまいとして殺そうとしてきたジカルのことを思い浮かべるのだった。
【11話】感想
リズベルは正直にアシオスに助けてほしいと言いましたね。助けたらキスをするということも受け入れて。
アシオスのキスにはどういう意味があるのでしょうか。キスしてからリズベルの光がおさまったということは、以前話に出てきた聖力を抑える”魂の従属”というやつですかね?真相は分かりません。
そして君のことを逃がしたくなかったと言うアシオスに、リズベルはジカルの姿を重ね合わせました。彼女は一体何を思ったのですかね。その心情が気になります。
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