ピッコマで公開されている「実は私が本物だった」の感想と考察になります。
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【94話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
目覚めたラディック
第89話の魔獣襲撃で昏睡状態だったラディックですが、今回ついに目を覚ましました。なんと丸三日間も眠りについていたよう。
それからラディックはすぐにキイラの部屋へ向かって彼女を抱きしめ、これまで辛い思いをさせたことを謝っていました。
というのも前回まで描かれていた前世の記憶をラディックは悪夢として見ていたらしく。
娘のいなくなった世界に絶望したラディックは、目を覚ました途端にキイラを抱きしめたくなったみたいです。
これまでのラディックだったら考えられないことですね~。キイラのことを抱きしめたり素直に謝ったりだなんて。
娘との距離を縮めたいと思いながらも素直になれずに、いつももどかしい感じになっていましたから。
今回も魔獣襲撃騒動は結果的にラディックが素直になるいいきっかけだったのかもしれませんね。
その悪夢は前世の記憶
それからラディックとキイラはお茶をしながら少し話すことに。
ラディックが覚えている範囲で悪夢で見た内容を伝えると、それはもしかしたら前世の記憶かもしれないとキイラは察していました。
キイラとしてもまだ確証はなく、その推測は心の中に留めているよう。
それは前世の記憶かもと伝えたところでラディックは困惑しそうですからね。彼は過去回帰している自覚はないですから。
ただラディックの見る悪夢はコゼットに関して手掛かりを掴むのに使えるのではとも。
これまでもラディックが悪夢を見ている場面は何度かありましたし、そのたびに内容を教えてもらえば何かヒントが得られるかもしれません
ラディックの無意識下にある記憶が鍵を握ることになるかも分かりませんね。
娘のために生きる
悪夢の話のあと、ラディックはあらためて彼の気持ちをキイラに伝えていました。
これまでは家族を犠牲にしてまで帝国や家門を優先していたが、これからは愛する娘のために生きたいと。
そんな父の言葉にキイラは困惑しているよう。あの冷たかった父からそんな言葉が出てくるとは思ってもいなかったでしょうからね。
彼女はそう簡単に心を開くのは難しいと答えつつ、娘のために生きるという言葉は喜んで受け入れると伝えていました。
コゼットやバインベルク伯爵家に立ち向かうためにはラディックが味方してくれたら心強いですし、彼女としてもその好意を受け入れないわけにはいかないでしょう。
これからまたラディックが父親としての信頼を勝ち取って、キイラが本当の意味で心を開ける日が来るといいですね。
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