ピッコマで公開されている「本物の娘が帰ってきた」の感想と考察になります。
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「本物の娘が帰ってきた」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【114話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
不吉な魔力
以前皇后主催のパーティーに参加したときのこと、ヘルガは会場の中で不吉な陰鬱な雰囲気の魔力を感じたのだと。
ヘルガはすぐに初代公爵の力を利用して追跡し、わずかながらその魔力を吐き出しているのが皇后とダリアであったことを突き止めたみたいです。
その魔力の主が誰なのかを知ることはできなかったものの、おそらくアライラなのではないかとヘルガは推測しているよう。
ダリアたちの中にアライラの魂や力みたいなものが宿っているというイメージでしょうか?確かに以前110話でもダリアとアライラには繋がりがありそうな雰囲気が感じられましたからね。
黒魔法と歴史
またヘルガは皇后とダリアから感じられたのが黒魔法の魔力だったことを後に知ったよう。黒魔法はラインホルト帝国が建国される前から存在していて、数多くの魔法使いが犯したタブーなのだと。
黒魔法を使った者は理性を失って死ぬまで血を渇望する怪物となり、それがいわゆる魔物だというのです。
そして魔物の数が増えて多くの人々の命が奪われるようになったころ、最高の剣士と3人の魔法使いが力を合わせて立ち向かい、魔物との戦争に勝利したとか。
それがラインホルト帝国の建国説話であり、3人の魔法使いは3大公爵家のことですね。
現在魔物の力を利用するバイキング軍の戦争が目前に迫っていて、ロハンを中心にヘルガやシオンといった魔法使いが力を合わせ、まさに歴史が繰り返されようとしていると言えそうです。
混血種たちを一掃したものの
皇室騎士団長テルモンらの活躍もあって首都にいる混血種は全部捕獲することに成功したよう。いずれも10代から20代前半の若い令息や令嬢だったのだと。
両親たちは自分の子供が普段とは少し違うとは感じたものの、混血種に変わったことには全く気付かなかったみたいです。
それだけ社会に自然に溶け込んでいたということですね。恐ろしい…。
また両親たち曰く子供に変化があったのはダリアに会って以降なのだと。本当にダリアは許せない奴ですね。
これまでダリアやロミエット伯爵家のことは秘密裏に調査していたものの、被害者の両親の証言書と嘆願書があれば大々的に捜査できるとロハンは判断。
ただちょうどその時にまさかの知らせが。収監中だった混血種が突然悲鳴を上げながら全滅し、死体が全て消滅してしまったのだと。
おそらくダリアの仕業でしょうね。証拠隠滅のために何か魔法でも発動したのかもしれません。
そうなると被害者の両親の証言だけでは調査は難しいらしく。ロハンがこの後どのような行動に出るのか注目ですね。
ヒリアンヌが恐ろしいことを
ユトリート公爵夫人が使用人にヒリアンヌの部屋を掃除させていたところ、衝撃の事実が発覚することに。
彼女の部屋には本来執務室で保管しているはずの帝国の軍事機密情報に関する書類があり、本人に問い詰めてみると何と敵国であるバイキングに情報を撃ったのだとか。
まさかのことにユトリート公爵夫人は真っ青になり、一方ヒリアンヌは悪びれる様子もなくむしろ笑っているという。
これはとんでもないことになりましたね…。ヒリアンヌがここまで変わってしまったとは。
ダリアに洗脳されたことで完全に別人になってしまったように見えます。
もしこの事実をロハンが知ったらヒリアンヌはただでは済まないでしょうね。そしてヘルガなんかもどう思うのか。
とはいえヒリアンヌはただ操られているだけでもありますから、早いところダリアから解放されて欲しいものです。
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