ピッコマで公開されている「本物の娘が帰ってきた」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第10話 | 第11話 | 第12話 |
「本物の娘が帰ってきた」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ヒリアンヌの気持ち
皇太子との婚約について説明を求めたヒリアンヌは、ユトリート公爵夫人から計画の全体を教えられ、とても受け入れられない様子でした。
ヘルガと名前を入れ替えること、そしてヘルガがヒリアンヌとして皇太子と結婚し、代わりに自分がヘルガとしてユトリート公爵家を継ぐこと。そんな話をすぐに受け入れろというのは確かに酷ですよね。
ヘルガもその場にやって来ましたが、自分にはユトリート公爵家を導くことができないと涙を流すヒリアンヌに彼女はたじろいでいるようでした。
いっそのことヒリアンヌもユトリート公爵夫人に同調してヘルガから全てを奪い取ろうとする奴だったらよかったんですけどね…。
普通にヒリアンヌもユトリート公爵夫人の無茶苦茶な計画に巻き込まれた被害者な気がします。
ヘルガはヒリアンヌの涙に動揺したものの、皇太子との結婚は自分が望むことだからと彼女を説得することに。ヒリアンヌとして皇太子と婚約してから姿を消すのがヘルガの計画ですから、途中まではユトリート公爵夫人の計画に乗っかってあげる必要があるわけですね。
それならばとヒリアンヌはヘルガとして公爵家を継ぐことを決意していました。あっさりと説得されてしまうのも純粋過ぎるがゆえなのでしょう…。
もはやヒリアンヌが一番の被害者な気がするので、ヘルガにはユトリート公爵夫人にだけ復讐して欲しいなと思ってしまいました。
シエナの忠誠心
ヘルガに仕える唯一のメイドであるシエナですが、彼女の過去のエピソードが今回少し明かされることに。
どうやらシエナにとってヘルガは恩人であり、恩返ししたいから仕えているのだとか。
というのもヘルガが12歳の時に街で拾ってきた貧しい子がシエナで、病気の母のためにお金までくれたのだと。
ヘルガにとっては些細な事だったため忘れていたみたいですが、シエナに話を聞いてあの時の子だと思い出したみたいです。
あとシエナの前髪で隠しているおでこには幼い時に負った火傷の跡も。彼女は相当厳しい境遇を生き抜いてきたのでしょう。
最初に登場した時からヘルガを慕っている様子は何となく見て取れましたが、忠誠を誓う出来事があったわけですね。
恩返したいという言葉を聞いてヘルガはシエナに信頼を寄せているようでした。
おそらく今屋敷内にいる唯一の信頼できる味方になるのかもしれませんね。シエナの活躍が楽しみです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第10話 | 第11話 | 第12話 |