ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第62話 | 第63話 | 第64話 |
「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【63話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
言わなければ分からない
家臣の男がエルセラに失礼な態度をとった件について、必要ならば謝罪するように自分から命令すると言うハルゼン。
しかしハルゼンの命令によって家臣の男に謝られても自分が惨めなだけだとエルセラは感じた。
私が内政を引き受けようとしたときも家臣たちが私をどう扱った知っていたでしょうと言うエルセラ。
そんな彼女の訴えに、どうして僕が分かるんだとハルゼンは言い返す。君が何も言わないのにどうして僕が分かるんだと。
内政を任されたいのか、何を望んでいるのか、今の暮らしがどうなのか、言ってくれないから分からないとハルゼンは主張した。
そしてこの状況で何をしてほしいのかも分からないと。君を侮辱した家臣を追い出せばいいのか?とハルゼンが問いかけるが、そうではないとエルセラは答える。
だったらどうしたらいいのかと聞かれると、エルセラは答えに困るのだった。
私はハルゼンにどうしてほしいのだろうか。この人が抱えているものは大きすぎるから、私のためだけに生きることなどできない。
彼女はそう思い、彼のために忠誠を尽くす家臣たちを切り捨てることは出来ないと思ったようだ。
ただ君が欲しい
そしてエルセラは、どうして私にプロポーズしたのかとハルゼンに質問する。どうしてこれまで私のことを捨てなかったのかと疑問を感じたのだ。
するとハルゼンは、ただ君が欲しいからだと言う。そんな彼の思いを初めて知ったのか、エルセラは驚いている。
しかしハルゼンはまだエルセラのことを手に入れたような気がしないと言う。
なぜならまだ君がフィサリーデのようだから…。
彼はそう言いながらエルセラのことをグッと抱き寄せ、彼女は複雑な表情を浮かべるのだった。
夜一人でいると
夜、エルセラは一人屋敷の外で座り込んでいた。何かを思いつめている様子である。
そんな彼女のもとにやって来るビセンテ。外は冷えますよと心配してくれる。
そんな彼に対しエルセラは少し悩んだ表情で、あなたが騎士になったら顔を見る時間もないくらい忙しいかなと問いかける。
それほどではないと思いますとビセンテは答えた。朝晩の食事位は一緒にするだろうし、出くわすことも多いだろうと。
またエルセラは、自分が領地に帰って侯爵邸に滞在したら会えなくなるかなと問いかけた。
するとビセンテは、家に帰りたいなら言ってきてくださいと温かく答えてくれる。
その返答が嬉しかったのか、じゃあ会いに来てくれる?とエルセラはニコッと微笑んで言うのだった。
突然の出来事
しばらくエルセラはビセンテと話した後、屋敷の部屋に戻って来た。
だいぶ遅い時間になり、メイドたちもエルセラのことを心配してくれていたようだ。
メイドたちは部屋を暖めてくれていたようで、ありがとう!とエルセラがお礼を言った次の瞬間、彼女は突然血を吐いてしまう。
まさかの事態に周りのメイドたちは驚き、奥様!!という声が響き渡る。
エルセラ自身もまさかの事態に絶望を感じたような表情だ。
そして彼女は、今になって夢から覚めたような気持ちだ…と思っているのだった。
【63話】感想
今回でシーズン1が終了となります。中々重い雰囲気の終わり方ですね…。
夫婦の口論では前回はベルンハルトとして扱われていないというエルセラの主張がメインでしたが、今回はハルゼンの思っていることも聞くことができました。
彼はエルセラが何も言ってくれないから分からないという思いだったのですね。何がしたいのか、今の暮らしがどうなのか。
エルセラはそもそもあまりハルゼンに相談しないというのはあるのかもしれません。もどかしいすれ違いがなくなればいいんですけどね…。
そして最後にはエルセラが吐血してしまいました。前世ではビセンテが18歳の時に病で倒れて亡くなったわけですが、その病気が発症したのでしょうか…?
夢から覚めたような気持ちだと彼女は感じていましたが、確かに前世と同じ運命をたどるなら、過去に回帰してから3年で死ぬわけです。
過去に回帰してビセンテを愛することができるという夢のようなチャンスを得た中で、タイムリミットが迫っていることを改めて突き付けられたからこそ、いきなり現実に戻されたような気分になるのかもしれませんね。
今世では病気に打ち勝つことは出来ないのですかね…。
シーズン2では病気との戦いというところも描かれるのかもしれません。彼女の運命が気になるところです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第62話 | 第63話 | 第64話 |