ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第49話 | 第50話 | 第51話 |
「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【50話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
エルセラの謝罪
オリビアの成人パーティーで、ビセンテが彼女とのダンスを断るというまさかの事態が発生した。
このことに最も怒っているのがオリビアの母であるカルテン公爵夫人。
彼女はちゃんとした謝罪をするようにとエルセラに詰め寄る。
エルセラは何となく彼女の気持ちも分かる気がしていた。
カルテン家の実権は、カルテン公爵とその前妻が産んだ息子が握っており、現在の公爵夫人と令嬢オリビアは部外者として扱われているのだ。
そのような背景もあり、オリビアがビセンテに蔑ろにされたと感じたのだろう。
だからカルテン公爵夫人が怒る気持ちもエルセラには理解できなくはなかった。
そしてエルセラは深々と頭を下げ、私の息子が公女に無礼を犯しましたと言って、ちゃんと謝罪をした。
母が頭を下げている光景を見て、ビセンテは戸惑い動揺している様子である。
お母様…と言ってビセンテが近寄ろうとするが、エルセラはこっちに来ないようにと目くばせをする。息子に関与させることなく解決しようと考えているのだろう。
カルテン公爵夫人はまだ苛立ってはいるものの、周囲の目もあるため少し態度を緩めた。こんな大げさな謝罪を求めていたわけではないので…と。
またオリビアがエルセラの元へやって来て、大丈夫ですよと微笑みかけてくる。
暫く騒然としてた会場だが、落ち着かせようとカルテン公爵が前に出て皆の者に話しかけた。
お騒がせしましたがパーティーは予定通り続けます。皆さん楽しみましょう!
そのような呼びかけもあり、エルセラたちの周りに集まっていた者たちはそれぞれの場所へ戻っていく。
そのようにしてひとまず騒ぎは収まるのだった。
騒ぎが収まった後
ひとまず会場が落ち着いた後、オリビアはエルセラの手を握り、いくつか言葉をかけてくる。
今回のことでお互いもっと強い関係になれると考えていると励ましつつ、婚約から結婚までスムーズに進むことを望んでいるということやベルンハルト邸を度々訪れるつもりであるとも。
エルセラが謝罪しなければいけないという弱い立場になっているためか、オリビアはしたたかな表情で言いたいことを言っている。
そんなところにビセンテが割って入り、あまり誠実に謝ることもなくエルセラの手を引いて会場の外へ出て行った。
オリビアは少し悔しそうな表情をしている。
それからカルテン家の親子の間でも少し言い争いが始まった。
お前のバカな母親のせいで…とカルテン公爵が棘のあることを言うと、公爵夫人はうつむいて曇った表情を見せる。
一方オリビアは母を擁護する姿勢で、それはどういうことですかお父様?と食ってかかる。
そんな家族のいざこざを、少し離れたところから2人の男が見ているのだった。
2人の男
カルテン家のいざこざを傍から見ている2人の男たち。
彼らはロベルト家の者たちだ。一人はカイル。
カイルはギリギリっと歯ぎしりをしながら、イラついているようだ。
カルテンの下で働くのは不服だが、家門を立て直せるなら何でもすると。
そして彼は会場を出ていくエルセラとビセンテの後ろ姿を見ながら、人の家族を殺しておいて…とますます怒っているようだ。
ロベルト家は、ハルゼンがエシャヒルドを王妃にするため、破滅させた敵対する勢力である。
だからカイルはベルンハルトの対して強い恨みを持っているのだろう。
そしてカイルといるもう一人の男は、何も言わずその場を立ち去ろうとする。
どうしたんだ?とカイルが声をかけるその男、それはなんとフアンであった。
フアンは目を見開いて驚いている様子で、言葉を失ったような表情をしているのだった。
【50話】感想
カルテン公爵夫人に比べて、娘のオリビアはもっとしたたかな感じがして嫌ですね…。
一生懸命謝ったエルセラですが、ビセンテはあんまり謝ることもなく、母を連れて会場の外へ出て行ってしまいました。図太いというか…物怖じしないと言えば聞こえは良いですが。笑
それから会場の隅でカルテンやベルンハルトのほうを見ていた2人の男。彼らはロベルト家ですが、そこにまさかのフアンがいました。
エルセラと本屋で偶然出会って、2回目会った時は一緒に商店を回り、彼女に優しくしてくれた人です。
まさか敵対する家門だったとは…。複雑な関係です。そりゃフアンも言葉を失いますよね。
いずれはエルセラも彼の正体を知るのでしょうか。これからの展開が楽しみになります。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第49話 | 第50話 | 第51話 |