ピッコマで公開されている「ガラスの温室の公爵夫人」のネタバレと感想になります。
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「ガラスの温室の公爵夫人」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【5話】ネタバレ
2つの家門
ソルシエ帝国。それは大陸で最も広大な領地を持つ国。
その国の多くの貴族家の中で、公爵の位を持つ家門は2つだけ。
火の戦車ヴィノシュト。そして、氷の塔ヒスビリアン。
レイナとエドハールの結婚はそんな2つの家門の結びつきなのである。
ヒスビリアン家の公爵夫人となったレイナ。そんな彼女のもとに、執事のドノヴァンと侍女が果物を運んできた。
他にもご用がございましたらいつでも侍女にお申し付けください。
そのように言ってくるドノヴァンだが、心の中でレイナのことを見下していた。
よりによってご主人様の相手があの”呪われたヴィノシュト”とは…と思い、彼女の見ていないところで舌打ちをしている。レイナではエドハールと釣り合わないと考えているようである。
我が子のため
レイナは部屋で一人本を読んでいた。彼女の頭にはどうしても”離婚”という言葉が浮かんでくるが、今はダメだと自分に言い聞かせる。将来息子エルが貰うはずの権利を奪われるからだ。
かと言って自分とエルが生きていくためには何かしなければいけない。
そう思ったレイナは、まずはエドハールを領地に呼び寄せるしかないと考えた。
それから彼女の妊娠を聞いたエドハールは本当に領地に帰って来た。本当に戻って来るとはレイナとしては少し意外であった。
それからレイナは、ある部屋に向かう。そこは前世でエルを返してと懇願した場所である。
二度と来たくないと思ったその場所はエドハールの執務室。我が子を二度も奪われたりしないわ!と強く自分に言い聞かし、彼女は彼の執務室に入って行くのだった。
エドハールとの取引
レイナはエドハールに取引がしたいと持ち掛ける。
彼女の要求は、お腹の子がヒスビリアンの後継者として受け取る者を全て与えて欲しいということ。たとえエドハールが妾を迎えたとしてもである。
その代わりにレイナ名義の北部の鉱山を差し出すというのだ。今まで自分が生かされていたのは財産目当ての為だろうと彼女は考えていた。
そしてもう一つ頼みごとが、出来る限り自分と顔を合わせないようにするということ。ただし公式の場は例外である。
普段エドハールは領地にはおらず帝都で過ごしているため、これまで通り振る舞えばいいだけの話だ。
その取引をエドハールは了承し、正式に文書を作成することに。レイナの思惑通りである。
うまくいって心の中で喜ぶレイナだが、その瞬間少しクラっとした。倒れることなどはなく踏みとどまり、大丈夫ですと一言。
お腹の子の為だということで、レイナを部屋まで連れて行き医者に呼ぶようにとエドハールはドノヴァンに命じる。
部屋に戻る途中レイナは考えていた。エドハールと物怖じしないで接するにはまだまだだと。
それでも同じことは繰り返さないと自分自身に近い、さっき作ったエドハールとの取引の文書をギュッと握りしめるのだった。
【5話】感想
執事がレイナのことを見下していて、彼女がいないところで舌打ちしていたのは腹立たしいですね。執事だけではなく他の者たちも皆そうなのでしょうか。
まだ屋敷内の他の者との接触は描かれていませんが、わりと周りに味方になってくれる人はいなそうな予感がしますね。
レイナは自分自身と息子エルのことを守ることが出来るのでしょうか。これからの展開が楽しみです。
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