ピッコマで公開されている「不細工の公女になりました」の感想と考察になります。
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「不細工の公女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【96話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
悪魔を祀る神殿
シルビアが到着した北部アバルト領地では早速事件が発生しました。
突然地面が割れてシルビアが地下深くへ落ちてしまうことに。彼女を助けようとしたケニースとテーヴも一緒に落下してしまいました。
ふと気が付くとそこは暗黒時代に建てられたという悪魔を祀る神殿。暗黒時代の神は悪魔だったのだとか。悪魔とは例の魔物の王のことですね。
それにしても展開が急ですね…。北部に来てからゆっくりする間もなくこんな事件が起こってしまうとは。
どうやらそこは魔界との境界でもあり、非常に強い魔気が漂っていてシルピードを召喚することも出来ないとか。
なるほど…。まあケニースとテーヴが一緒に居てくれることがせめてもの救いですかね。
肝心の男二人はシルビアを巡って相変わらずいがみ合っている様子は見られますが、脱出方法も分からないときに争っている場合ではないので協力し合って助かる方法を見つけて欲しいものです。
壁画の建国神話
悪魔の神殿には謎の壁画が。ケニース曰くそれは帝国の建国神話であり、皇居にも皇族しか見れない奥深くに隠された神殿に同じ画があるのだと。
建国神話は黒魔法使いに村を滅ぼされた少女が建国皇帝となり、黒魔法使いを倒して暗黒時代を終わらせたというもの。ただ皇居の壁画とは違う部分があり、建国皇帝は死ぬ前に悪魔と契約したという内容が描かれているみたいです。
なるほど。建国皇帝とはシルピードの前の契約者である初代皇帝のことでしょうね。悪魔と契約して亡くなったという話も、前回第95話で語られていた内容と合致します。
あと壁画にはシルピードの姿も描かれていて、シルビアだけがそのことに気づいているようでした。建国時から変わらない姿でいるとはさすが精霊王ですね。
悪魔との契約については皇居の壁画には存在しないということで、やはり後世に伝えられては困る内容だから省かれているのでしょう。
何を目的として契約したのかは明かされていませんが、いずれにせよ建国皇帝が悪魔と契約とは印象が良くないですからね。
建国皇帝も他の世界から?
これもまたシルビアだけが気づいたようですが、壁画にはなんとヘリコプターやスマートフォンらしき絵が…。
それを見たシルビアは、もしかしたら初代皇帝も自分と同じ世界から来たのではと推測していました。
これは面白い展開になって来ましたね~。
シルビアと初代皇帝は何かと共通点が多い気がします。これまでにシルピードと契約したのは2人だけですし、雰囲気まで何となく似ている気がするんですよね~。初代皇帝は第87話の回想シーンで少しだけ描かれていました。
その上もし同じ世界から来たのだとしたら、ますますシルビアと初代皇帝に何か深い関わりがありそうな気がしてしまいます。
あとこのことを踏まえると、もしかしたら初代皇帝が悪魔と契約した理由は元の世界に戻りたかったからなのではと。シルビアが悪魔と取引している理由と同じですね。
シルビアと同じ世界からという話はあくまでも彼女の推測でしかないので、今後真相が明かされるのが楽しみです。
時間の経過が違う
ケニース曰くその悪魔の神殿は魔界との境界だから、流れる時間の経過は外部の時間経過とは全然違うのだと。
その神殿での数分は外の世界での数日にあたるのだとか。さすがケニースは色んなことを知っていますね。
もうシルビアたちがその場所に来てからどのくらい時間が経ったか分かりませんが、もう外の世界では何週間も何か月も時が経っているかもしれませんね。
ラストシーンでは皇后が嬉しそうに笑っていました。北部でケニースとシルビアが一緒に行方不明になったと報告を受けて大喜びしているみたいです。
まあそうでしょうね…。皇后にとっては2人とも煩わしい存在だったわけですから、そんな彼らがまとめて居なくなったのならこれ以上良い事はないでしょう。
一方で描かれてはいませんが一緒に北部に来たヨセフはシルビアとテーヴを心配していそうですよね。
もちろん報告が届いていればダニエルやエイリンなど家族たちもシルビアの行方不明に気が気ではないでしょう。
シルビアたちにはどうにか脱出する方法を見つけ出して欲しいですね。
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