ピッコマで公開されている「不細工の公女になりました」の感想と考察になります。
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「不細工の公女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【121話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
これが3度目の挑戦
シルビアの心を掴もうとするも失敗し続けているエルラム。
1度目は世界を破滅させて2人きりの状況を作るも失敗、2度目は不細工の公女を作り上げて自分だけを求めるように仕向けるも上手くかず。
そしてこの物語全体で描かれていたものがエルラムにとって3度目の挑戦だったみたいです。
不細工な容姿でひねくれてしまったことが失敗の原因だとエルラムは考え、今度は美貌を持ち合わせたまま孤立させることを目指したのだと。
そのためシルビアが家族と関係回復したり味方が増えたのもエルラムの意図通りだったらしいですね。まさかそこまで操られていたとは…。
そしてシルビアが周囲から愛される状況を作ったうえで、ライラの登場により一気に孤立するというのがエルラムの今回の作戦だったよう。
ただ見ての通り今のシルビアがエルラムを愛しているはずがなく、今回も見事に失敗に終わったわけです。
ライラと戦ううえでもシルピードやテーヴの存在は大きく、エルラムが想定してたよりもシルビアを愛する仲間たちの力が強かったということなのかもしれません。
過去の記憶も嘘
ちなみに輪廻させるうえでエルラムはシルビアの記憶を操作しており、前の人生で毒を飲んで自殺したという話や狂信徒の生贄の話も全部作られたものなのだとか。
さらにシルビアだけでなく魔物の王の記憶にも手を加えていて、魔物の王が言っていた彼がシルビアを過去に戻してあげたという話も真実ではなかったみたいです。
エルラムの話によって色々と根底が覆されましたね…。
つまりシルビアの繰り返された人生は全てエルラムによって作り上げられたものだったということでしょう。
一緒に死のう
3度目の挑戦でも失敗したエルラムは一緒に死のうと言い出しました。
聖杯の力を乱用したことで彼の体は壊れかけており、もう一度聖杯の力を使ったらその肉体は完全に崩れ落ちてしまうとか。だから再び輪廻させることはできないみたいです。
エルラムはこのままシルビアと結ばれずに生きていくことも、自分のいない世界で彼女が幸せになることも許せないらしく、だから今ここで一緒に死にたいのだと。
あまりにも自分勝手…。死ぬなら一人でどうぞって感じです。
どうして他人の気持ちは考えないのかとシルビアは声を荒らげていましたが、本当にその通りですよね。
助けに来たテーヴ
エルラムが聖杯の力で自らとシルビアを消滅させようとしたとき、そこにはなんとテーヴが現れました。
ここはおそらく異空間のような場所だと思われますが、テーヴは次元を破って入ってきたみたいですね。
どうやらシルビアのことを命懸けで助けにきてくれたようで。本当にテーヴは頼りになります。
とはいえ当然エルラムが立ちはだかることになるのでしょう。この後どんな展開になっていくのか楽しみです。
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