ピッコマで公開されている「不細工の公女になりました」の感想と考察になります。
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「不細工の公女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【114話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
謎の空間へ
シルビアはエルラムによって謎の空間に連れて来られました。
神殿のような建造物があり、岩などがふわふわと空中を漂っているという神秘的な空間。ここは一体どこなのでしょうかね?
エルラムはまずシルビアに一言、会いたかったと。どうやら彼はずっとシルビアのことを監視し、そして裏で色々と動いていたみたいです。
確かに第101話なんかでも目玉のマークの人物が水晶玉を通してシルビアを監視している描写がありましたが、その正体がエルラムだったわけですからね。
それから訳の分からない状況に戸惑っているシルビアに対して、ここに来たら記憶が戻ってくると思ったのにというエルラムの発言も。
つまりシルビアには失われた記憶があって、この場所はその記憶が蘇ると期待できるような彼女にとって特別なところということなのでしょう。
しかしシルビアが何か思い出すようなことはなく、エルラムの当ては外れてしまったのかもしれません。
あとエルラムによるとライラは自分とシルビアを繋ぐための道具に過ぎなかったとか。だから前回躊躇なく刺したと。冷酷で恐ろしい人物です。
皇后と繋がっていた怪しい人物の正体だったという事実やこんな冷酷な一面などを見ると、エルラムは悪の親玉みたいな感じがしてきます。
結局彼は悪なのか何なのか気になるところですね。
昔話
それからエルラムはシルビアのことに関連して昔話をしてくれることに。
彼はこの世界が始まった時から存在していたらしく。神が世界を創造するところから全て見てきたよう。
あるときから神はこの世界を放置するようになって無秩序となっていき、愚かな人間や魔物で溢れる中、唯一まともな人間だったのが自分だとエルラムは言うのです。
それからエルラムは自分が神に近い能力を持った選ばれし人間だと認識するようになったと。まあ確かに大魔法使いということで超越的な能力を持っているわけですからね。
ある女性の登場
エルラムが自分を神に近い存在だと思っていた中、ある夜星と共にある女性が地上に降ってきたらしく。エルラムは彼女が自分よりも優れた力を持っていると感じだとか。
自分が一番すごいと思っていた世界に、自分以上の存在が突然現れたわけですね。
エルラムによるとその女性は異世界から来た人間だったのだと。前の人生では不治の病に苦しみながら生き、そしてその人生を終えてこの世界に来たらしく。本人もここは天国なのか地獄なのかと訳が分かっていなかった様子。
明言はされていませんがその女性はおそらくこれまでも話に出てきた初代皇帝なのでしょう。第87話でも触れられていましたが、初代皇帝はエルラムが尊敬している人物でありシルピードの前の契約者でもあったという話でしたね。
同一人物?
エルラムがシルビアをここに連れてきた理由。それは昔話で話してくれた女性がまさにシルビアだからなのだと。
顔がそっくりだとは思いましたがまさか同一人物だとは。
当然シルビアにはそんな自覚も記憶もなく、異世界から来たのは同じだがこの世界に来たのは違うタイミングだったと否定。確かにシルビアがこの世界に来たのは彼女の体に憑依してベッドの上で目覚めた瞬間でした。
しかしエルラムの話によると、星と共に降ってきたのがシルビアが最初にこの世界にやって来たときのことなのだとか。
つまり第1話でシルビアに憑依して目覚めた描写は、実は初めてこの世界に来た瞬間ではなかったということになるのですかね?そうなるとこの世界と別の世界を行き来しているということ?
何だか話がややこしくなってきましたね…。次回以降もう少し詳しく明かされるかもしれません。
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