ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【45話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ディランへの進言
皇帝と貴族たちの会議の場。
貴族たちはシャーリーズとカフーの結婚を推し進めるようディランに進言していた。
現在のところはまだデルモン公爵家が皇帝ディランを支持するという確証が得られずにいる。
だからこそ、カフーをシャーリーズと結婚させることで、デルモン公爵家をディラン支持勢力に確実に引き入れようというのだ。
しかしディランとしてはシャーリーズが他の男と結婚するなど許せるはずがない。
貴族たちの進言を受け入れることなく、他の方法は?と淡々と聞き返し、会議の場は静まり返る。
シャーリーズはちょうどカフーと2人で暗黒街へ向かい、一緒に仕事をしている。ディランから見たら2人の距離が自然と近づいているように思えた。
彼にとってはそれがもどかしく、心を落ち着かせないと…と自分に言い聞かせた。
ディランはシャーリーズのことを心から欲していた。それはもはや、閉じ込めたいさえ思う感情であった。
暗黒街では
暗黒街では、シャーリーズとカフーが魔物を全て始末していた。
しかし暗黒街は迷路のような街でも有名であり、残存勢力を追跡することは容易ではない。
とはいえ魔物を全滅させたということに敵も間違いなく混乱しているはずであり、ひとまず今日のところは引き上げて休息をとろうとシャーリーズは言う。
それならばと、カフーは自分の屋敷に来てみてはどうかと提案した。デルモン公爵家の屋敷はそこからあまり遠くない場所にあるのだ。
シャーリーズはその提案を受け入れ、2人はデルモン公爵邸へ向かうのだった。
一方シャーリーズがやって来ると聞いて、屋敷のほうでは使用人たちが大慌てである。
料理人が出来る限り腕を振るって料理を用意し、シャーリーズを迎え入れるのだった。
デルモン公爵邸にて
デルモン公爵邸で食事をするシャーリーズ。
皇居以外の貴族街での食事は久しぶりだと感じた。というのもローナン家では彼女の席な無かったのだ。
シャーリーズの訪問を丁寧に迎え入れたデルモン家の者たちに対し、彼女は歓待されているというのがよく感じられた。
そんな中で料理を運んできた侍女が、誤って躓き料理をガシャンと床に落としてしまう。
申し訳ありません!と震えながら謝る侍女に、シャーリーズは優しく寄り添って、怪我がないかと心配して声をかけた。
予想もしていなかったシャーリーズの優しさに、侍女はポロポロと涙を流してお礼を言う。
そんな話が屋敷内に広まり、シャーリーズ様が奥様になってくださったらどれだけいいか…と口にする使用人も。
デルモン家の使用人の間では、シャーリーズへの好感が高まっているのだった。
ディランの嫉妬心
シャーリーズは部屋で一人、ディランへの書信を書き、そして伝書鳥を飛ばした。
その書信には、業務効率化のためにすぐ近くのデルモン公爵邸に泊っているという旨の内容が書かれている。
報告内容を見てディランが嫉妬するのかな…ともシャーリーズは考えたが、別に寝室を共にするわけではないので構わないだろうと思った。
それにすでに5年前にカフーとの結婚の意思がないことは明確にしている。
カフーの屋敷に泊まったという噂はすぐに出回るだろうが、どうせすぐに消えるだろうと彼女は考えたのだ。
一方書信を受け取ったディランは動揺していた。
業務の効率化…それともカフーに心が向いているのですか…?
そう呟きながら、彼は一人悲しみに暮れているのだった。
【45話】感想
シャーリーズのことが欲しいどころか閉じ込めたいと思うとは…。ディランはシャーリーズへの想いに歯止めがきかなくなりそうですね…。
そんな中でカフーの屋敷に泊まっているなどと報告するなんて、ディランの嫉妬心が爆発してしまわないかゾッとします。
シャーリーズは大丈夫だろうと思っているようですが、もしかしたらディランの執着心は彼女の想像以上なのかもしれません。
今後ディランが何か行動を起こしてくるのか注目ですね。
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