ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【44話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ディランを読めない
シャーリーズは夜、窓の外を眺めながら昔のことを思い出していた。
それは初めてディランのピアノを聞いたときのこと。当時ディランは13歳、シャーリーズはであった。
彼女はその旋律を今でも鮮明に覚えているのである。
それから翌日、シャーリーズは約束通りディランからピアノを教わることに。
シャーリーズの横に座り、丁寧すぎるほど親切に教えてくれるディランだが、そんな彼の横顔を見て彼女は考えていた。
なぜだろう…?ディランの心が読めない…。
彼の母である第7后妃が亡くなった頃は、透明な窓を覗くように彼のことが分かった。しかし今はカーテンを閉められたかのように見えないのだ。
計画は修正したうえで予定通り進めるが、ディランのことはしばらく様子を見なければならないと彼女は思うのだった。
残存する敵対勢力
皇帝ディランと家臣たちが集まる会議の場。シャーリーズもそこに参加している。
様々な議題について話し合われる中、残存する敵対勢力についての議題が上がり、シャーリーズはピクッと反応した。
敵対勢力とはディートリッヒ廃帝の復権を狙う者たちであり、彼らが暗黒街の勢力と結託したという諜報が入ってきたのだ。
残存する勢力が暗黒街と手を組んだなら放っておけないとシャーリーズは思った。さらに暗黒街は魔塔とも関係が深いため魔剣キーラの手掛かりを得られる可能性もある。
この案件の担当を決める際、シャーリーズは真っ先に手を挙げ、ディランもそれを認めた。
ただ危険な案件なので補佐する人物も必要なのではという家臣の言葉に、今度はカフーが名乗り出る。
カフーは先日皇室第1騎士団長に任命されたばかりであり過負荷が心配されるところ。
しかしディランは、小公爵なら信用できるだろうと言い、シャーリーズの補佐役として認められることに。
一方シャーリーズのほうは、一体どういうつもり…?とカフーの意図が分からずにいるのだった。
暗黒街を訪れて
それから早速シャーリーズとカフーは2人で暗黒街を訪れた。
辺りは真っ暗であり、その街の雰囲気は名前のとおりである。
その時突然、最上級クラスの魔物の気配が感じられた。
気をつけてください!とシャーリーズはカフーに警告し、2人が身構えていると、そこにはゴーレムが出現する。
こんなに早くゴーレムが創造されるとは…と思うシャーリーズ。どうやら彼女の前世ではもっと遅かったようだ。
本来であればゴーレムを作るにはまだ技術力が足りないはずだが、魔剣キーラの計画が中断した影響なのだろうか。
しかし彼女は冷静に、膝関節のつなぎ目を攻撃したらよいとカフーに助言する。その部分が弱いからと言うのだ。
どちらが貴方なのか
突然現れた魔物に、膝関節のつなぎ目を攻撃したらよいとシャーリーズは言う。
その事実をどうやって…?と疑問に思うカフー。目の前にいるのは聞いたこともない魔物なはずである。
そしてカフーは回帰前の記憶にあるシャーリーズのことが思い浮かんだ。当時の彼女は今よりも才能は埋もれ、いつも家族からの愛情に飢えていたお嬢様。
一方で今のシャーリーズは、生と死の境目に立ち、それぞれの美しさだけを持ち合わせているようである。
どっちが貴方なんだ…?と彼は困惑した。
そんなことを考えている中で、シャーリーズはゴーレムを見事に一撃で倒してしまう。
今日見たことは秘密にしておいてくださいねと言って彼女は微笑んでいる。
私の記憶のシャーリーズ・ローナンとは全く別人だ…!とカフーは思っているのだった。
【44話】感想
シャーリーズにとって最近のディランは読めなくなってきているようです。
これまでの話でディランはシャーリーズに好意をバレないようにしなければと思っていたので、そういったところが影響しているのでしょうか。
ディランから好かれていることをシャーリーズはもう知っていますが、それ以上考えが読めないということなのですかね。
今回新たに暗黒街をというものが登場してきました。また展開が広がっていきそうで楽しみです。
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