ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【30話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ダンテの後悔
ダンテの幼かった頃の記憶。
彼は妹のシャーリーズに優しく絵本を読み聞かせていた。彼女は嬉しそうに兄との時間を過ごしていた。
もう少し年月が経ち、いつも通りダンテに話しかけるシャーリーズ。
しかしいつからか彼はシャーリーズに冷たく接するようになっていた。
お兄様~!と駆け寄ると、近づくな!と言って叩かれてしまう。叩かれた彼女が転んで怪我をしようとも無視されたまま。
ただダンテは心の中には迷いがあった。彼は父や兄がやっているようにシャーリーズに冷たく接していたようであり、妹を冷たく突き放すことに躊躇することもあったのだ。
それでもやはり父の意向に逆らうわけにはいかず、シャーリーズを突き放したのである。
ダンテは夜眠りにつく際、そんな昔の記憶を思い出していた。
そして、ごめんね…シャーリー…と心の中で思っているのだった。
家族会議
ローナン大公とアカン、ダンテの家族会議の場。
シャーリーズの件は解決したんだろうな?と聞くローナン大公。彼女の除籍申請の件である。
相変わらずローナン大公は彼女の除籍など認めるつもりはない意向のようだ。
しかし直接シャーリーズを説得しようと皇居を訪れていたアカンとダンテは、もはや力づくで彼女の除籍を阻止することなど不可能だということを察していた。
状況がどうなっているのか問い詰めてくるローナン大公に対し、ダンテは言葉を詰まらせて黙り込む。
一方のアカンは、一度くらいシャーリーズに温かく接してあげればよかったですね…と不意に口にした。そうしていれば今こうなっていないのではないかと。
死者ではなく生きている者の面倒を見るべきでしたよとはっきり言ったのだ。死者とはシャーリーズを産んで命を落とした母レイチェルのことである。
その言葉に激昂するローナン大公。彼はバッと席を立ちあがり、アカンに詰め寄って頬を殴る。
貴様は誰のせいにしているんだ?私を責めているのか!?と。
アカンはたじろぎながらも、私は父に教わったのです…と言い返す。あくまでもシャーリーズに冷たくする父の姿を見て育ったのだという主張だ。
それからダンテは、もしシャーリーズの気持ちを引き戻すなら数日後に開催される皇太子の冊封記念舞踏会がチャンスなのではと言う。
やがて訪れる母の命日、つまりシャーリーズの誕生日も近い。この機会を利用して舞踏会の場でシャーリーズに誕生日プレゼントを渡そうということになる。
レディーの好むであろう花。ブラックシャワーフラワーを渡すことにした。
きっとシャーリーズは喜んでくれるはず。アカンとダンテには希望が湧いているのだった。
舞踏会の日
いよいよ舞踏会当日。
主役であるディランとシャーリーズは腕を組んで一緒に入場する。
彼女の姿を見た会場の者たちは、とても美しいですねとざわついているようだ。
その舞踏会には予定通りアカンとダンテも参加している。
ディランの元には、皇帝がお呼びですという報告が届き、彼は暫くシャーリーズの元を離れた。
レディー、お久しぶりですね!
一人になった彼女の元にはある男が声をかけてくる。それはデルモン公爵家のカフー。剣術大会の決勝で戦った相手だ。
私とダンスを踊ってくださいませんか?とカフーは申し出てくる。
最初のダンスの申し込みは断らないのが礼儀。
そのため、喜んで…と言ってシャーリーズは申し込みに応じるのだった。
【30話】感想
ローナン家はシャーリーズの除籍引き留めに必死のようです。未だに傲慢なローナン大公に対し、アカンとダンテはシャーリーズに冷たくしてきたことを後悔しているみたいですね。
果たしてシャーリーズが彼らの反省の気持ちを汲んで、除籍申請を取り下げることがあるのでしょうか。プレゼントを用意してきている彼らが舞踏会の場で説得できるのか注目どころです。
そして久々に登場したデルモン公爵家のカフー。何か目的があってシャーリーズに接触してきたのですかね。こちらも気になります。
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