ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【25話】ネタバレ
ついに皇太子に
シャーリーズの願うことを叶えてあげたいと思ったディランは、皇室への恨みや暴力的な考え方に基づく彼女の教えに疑問を提起することはなかった。
全ては師匠であるシャーリーズの言うことが正しい。そういう考えで彼は成長したのだ。
それから4年が経ち、ディランは皇太子となった。
その日は、成人式と皇太子の冊封式の日。同時に取り行われるのは異例のことである。
式典では新たな皇太子の誕生を多くの者が祝った。そして皇太子の師匠であるシャーリーズは太師へ昇格することに。
シャーリーズが悪女だという噂はまだ社交界に残っているが、それでも誰も目に留めなかった皇太子を最初に発掘した天才として世に知れ渡っていた。
それからシャーリーズの父であるローナン大公のことを称賛する声も多く上がった。長女の功績は大公の慧眼であり、公女に知恵を貸していたのだろうと。
しかし実際は全てシャーリーズが一人の力でやったことであり、父は全く関係していない。
式典の場で称賛されるローナン大公は、どこかばつが悪そうにしているのだった。
ローナン家との関係
シャーリーズの元にはローナン家の3人がやって来た。父ローナン大公、長男アカン、次男ダンテ。
皇太子ディランの師匠であるシャーリーズに、一体どういうつもりだと彼らは干渉してくるが、彼女はあまり取り合う様子はない。ローナン家とは関係ないことだと。
シャーリーズの対応にローナン大公は少し苛立っているようだが、ダンテだけは理解していた。もうシャーリーズはかつての彼女ではないことを。父と兄はそれを分かってないのだとダンテは思った。
それからシャーリーズは衝撃的なことを言う。自分をローナン家から除籍してほしいと。
その言葉にローナン家の3人は困惑している様子だ。そして、ローナン家より格が上の家門なんか存在しないとダンテは言う。
しかしシャーリーズの意思は変わらない。そもそも彼女はこれまでローナン家としての特権を享受したことなど無いからだ。
それから彼女に仕えている使用人たちがやって来たが、周りの者から慕われている様子にも困惑した。それはローナン家では見られなかった光景である。
そして、一日も早く除籍してくださいねと言い残して、シャーリーズは使用人たちと共に立ち去って行くのだった。
ディランとの進展
シャーリーズの元には皇帝との話を終えたディランがやって来た。
今日は歴史的な日なので一日中ドキドキしていましたと言うシャーリーズ。
私もです、師匠。彼はそう微笑みながら答えた。
それからシャーリーズは除籍申請書を書いていたと言う。自分には家族など意味はなく、必要なのはディランだけなのだと。
そして、いつも私を気遣ってくださるのは殿下だけですよと言う。
するとディランはボーっとした表情になり、優しくシャーリーズの頬に触れた。
そんな彼の振る舞いには既視感があった。
4年前に山奥で剣術の練習をした日。シャーリーズは木陰に寄りかかっていた時、実は目をつぶりながらも寝ることなく起きていたのだ。
だから、頬に落ちた花びらを取ってもよいものかと悩んでいる少年の姿を覚えていた。
今頬に触れてくるディランを、当時の姿と重ね合わせたのである。
ディランとの関係が進展したのかな?
シャーリーズはそのように思っているのだった。
【25話】感想
今回の話でいきなり4年の時が経ち、そして突然ディランが皇太子となりました。いきなり展開が早いですね!
ローナン家との関係は相変わらずであり、しかも除籍しようとしています。結局出身家の家族と関係改善することはないのですかね。
また逆にシャーリーズとディランとの関係はグッと近づいているように見えますね。師匠と弟子という関係のはずですが、恋愛感情も湧いているのでは?という印象です。
今後2人の関係がどうなるのか楽しみです!
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