ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第16話 | 第17話 | 第18話 |
「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
待ちわびてた質問
どうしてわかったんです?私が人生をつまらないと思っていることを。
そのようにディランは聞いて来る。シャーリーズはその質問を待ちわびていたのだ。
そしてこの質問に対しての答えを絶対に間違えてはいけない。そう思い彼女は慎重に答えた。
自分もまたディランの感情を知っているのだとシャーリーズは話す。だから彼がつまらないと思っていることが分かったのだと。
ディランは自身のような人間は他に存在しないと思っていた。だから誰にも自分の感情は理解できないと。
彼には揺らがぬ確信があった。鳥は飛ぶし、リンゴは赤い。それと同じように自分が特別な人間であるということを知っていたのだ。
しかしシャーリーズは彼の気持ちが理解できると言うではないか。
私の気持ちが分かるのですか?とディランが聞くと、シャーリーズはすかさずこう答えた。
どれのことですか?虚しさですか?なんでも手に入るからこそ感じる喪失感のことですか?
その答えに目を見開いて驚くディラン。それはまさに彼が感じていることで、これまで誰も理解できないと思っていた感情である。
凡人なら幸せに感じることが全て退屈でつまらないと感じてしまい、他人に合わせて能力を隠しても思ったより楽しくはなかった。
シャーリーズも同じようにして能力を隠して生きていたこともあり、ディランの気持ちを理解できるのだ。
彼女の答えに対し、その通りですとディランは言うのだった。
ディランの壁を壊す瞬間
それからシャーリーズはもう一つの質問に対しても答えた。
皇子の名誉のために決闘したのかという質問だ。そして、その通りであると彼女は言う。
また彼女は付け加えてこう話した。
曖昧なことがお嫌いで徹底的な無関心か執着のどちらかしか選べないのなら私に執着してもいいですよ。
それはディランの本質を言い当てる言葉であり、彼は欲しいと思った瞬間に手段を択ばずにそれを手に入れようとする人物だ。シャーリーズは彼のことを正確に把握していたのである。
その執着がどんな形であれ全て受け入れます。
シャーリーズは微笑みながらそのように言った。それが彼女がディランの壁を壊した瞬間だったのである。
正体を隠す方法
シャーリーズは夜、剣術大会に出るためにどうするかを考えていた。
大会のために翌日から4日間の休暇をとったわけだが、どのように正体を隠したらよいか頭を悩ませていたのだ。
女性として出場すると目立ちすぎるからとりあえず男装しようと考える。
髪を染めるべきか切るべきか。体系も隠す必要がある。
試しに男の服を着てみて髪を結んでみるが、どう見てもシャーリーズ・ローナンだ。
当然ディランにはバレるだろうし、決闘を見ていた騎士や公爵家の騎士にもバレるかもしれない。
やはり髪を切らなければと思いハサミを手にしたところで、いつものように妖精たちが姿を現した。
お腹が空いた?と笑顔で話しかけるシャーリーズだが、どうやら今回はそうではないらしい。
そして男の人に見えるように手伝ってくれると妖精たちは言う。
髪は茶色で少年のように短く、瞳の色は黒く。
みるみるうちにシャーリーズの見た目は美少年に変わってしまうのだった。
【17話】感想
ついにシャーリーズはディランの壁を壊すことが出来ましたか。とはいえまだディラン側の彼女に対する気持ちなどは詳しく描かれてはいません。どれほど彼女に執着してくれるでしょうか、次彼の心情が描かれるのが楽しみです。
また剣術大会に出場するためにどうやって正体を隠そうかと悩んでいたシャーリーズですが、妖精が手伝ってくれるようです。今までお腹が空いたときに魔力をあげてきたので、妖精からの恩返しですね。
見た目が変わったシャーリーズはまさに美少年!その姿で戦うシャーリーズが楽しみです!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第16話 | 第17話 | 第18話 |