ピッコマで公開されている「暴君の秘書官になりました」の感想と考察になります。
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「暴君の秘書官になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【100話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
アンソニーが渡したいもの
アンソニーの要請を受けてカヒルは彼と2人きりで話をすることに。
そこでアンソニーはベルリオス神の聖物だというものを渡してきました。それは普段はベルリオス教皇が保管しているもので、今回特別に持ってきたのだと。
そしてアンソニーはそれをロザリンに貸してあげたいというのです。
というのも先日教皇が神託を受け、まもなくこの世に大きな影響を及ぼす事件が起こるらしく。その事件を上手く解決できるのが皇帝カヒルと皇后ロザリンなのだとか。
その助けになるからということでロザリンに聖物を持っていて欲しいみたいですね。
なるほど~。何だか唐突な話ではありますが、アンソニーの言うことであれば信用できそうです。
カヒルもその提案を受け入れているようで、アンソニーのことは信頼しているのでしょうね。
真実を知るカヒル
カヒルが試しにその聖物に触れてみると、自身の記憶にない光景を目の当たりにすることに。
それはエラと結婚し、エラとの子供がいて、しかもベリット子爵一家の斬首を命じるという。まさに前世の記憶ですね。
カヒルはそれが実際に経験したことかのように生々しく感じて困惑しているよう。まさかそれが前の人生だとは思いもしないでしょう。
アンソニー曰く、その聖物の能力は完全には把握できていないものの、接触した者に過去や未来を見せてくれるのだとか。カヒルの場合は過去というわけですか。しかもただ時系列的な過去ではなく過去の人生と。
それからアンソニーはカヒルが今2度目の人生を生きているという事実も明かすことに。
信じ難い話にカヒルは動揺している様子。人生を繰り返しているということ自体とんでもない話なのに、前世の内容がまさかのエラと恋に落ちてしかも今愛しているロザリンの一家を皆殺しにするというものですからね…。受け入れ難いのも当然でしょう。
ただ神官として誠実に振舞い神託を伝えてくれたアンソニーの話を一応カヒルは信じたようでした。
まさかここにきてカヒルが真実を知ることになってしまうとは。今後の展開が楽しみになりますね。
大婚礼の前夜祭
大婚礼の前夜祭が開かれ、華やかな会場で皆宴を楽しんでいるよう。
そんな中でカヒルは何か考え事をしているようで。昼間にアンソニーから聞いた話で頭がいっぱいなのでしょう。
特に彼は前世のことをロザリンも覚えているのか気にしているみたいです。自分がベリット子爵一家を皆殺しにしたなど彼女には覚えていて欲しくないでしょうからね。
まあ実際はロザリンは全てを知っているうえで今世のカヒルと恋に落ちたわけですが。
カヒルがずっと考え事をしていることはロザリンも察して気にしているよう。純粋に前夜祭を楽しめていないのはちょっと可哀そうです…。
それからマノス国王がロザリンをダンスに誘いに来る場面も。彼がカヒルと対面するのは作中でこれが初めてかと思われます。
カヒルがどんな反応をするのか注目ですね。
カーロンがこっそりと
前夜祭が開催されている中、カーロンはこっそりと別宮を訪れていました。
鎖で厳重に封じられた部屋があり、勝手に持ち出したと思われる鍵を使って部屋に入ってみると、そこには衰弱した様子のアゼラの姿が。
アゼラは罪人であり大婚礼が終わるまで別宮に軟禁するという話が第96話でありましたが、カーロンが会いに来てしまったみたいですね。
虐待するような酷い母親であっても、カーロンにとっては唯一の母親であり心配だったのでしょうか。
ただここでまたカーロンがアゼラに何か吹き込まれたりしないか不安ですね…。
息子は純粋の母のことを心配しているわけですが、この母親はそんな息子のことを平気で利用しそうなので。
何事も問題が起きないことを祈りたいところです。
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