ピッコマで公開されている「悪役に正体がバレてしまった」のネタバレと感想になります。
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「悪役に正体がバレてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【23話】ネタバレ
戦いは終わり
戦いの末、魔物退治は終わった。
25頭の魔物を33人の騎士で倒すという想像以上の結果であった。
そんな中、一人下を向いて落ち込んでいたセレナ。
当然彼女は無傷であったが、見事な剣術で魔物を倒す姿をレティオに見られたかもしれないと思い、気が重くなっていた。
偶然目が合っただけならいいのだが…
そんなことを考えているセレナに、イグネスが声をかけるが、彼は平然とした顔をしながらも腕に怪我を負っていた。
それはおそらく戦いの途中に彼女がぼーっとしていた際に、彼がとっさに盾になったときのものである。
その傷に気づいたセレナはすぐに医者を呼んで治療を受けるように勧めるも、イグネスは自分の評判が落ちてしまうから誰にも言わないでほしいと頼む。
その言葉に彼女は困惑した。
イグネスが危険を冒す理由
悪役のくせになぜ自分の命を危険にさらすのか?
その理由を直接問うと、イグネスは生きたいのだと答えた。
そして生きるために皇位を手に入れようとしているのだと。
その答えにセレナは、誰でも死ぬことを恐れいていてイグネスだって同じなのだと気づかされたのだ。
そして必死に戦うイグネスの姿を見て、黙って彼が死ぬのを見過ごすなんてできるはずがないとセレナは心の中で思う。
セレナはこの小説の結末を知っている。イグネスが死ぬことも。
彼女が小説を読んでいた当時、みんなが幸せになってハッピーエンドを迎えてほしいと思っていた。
悪役のイグネスには今のところ悪役要素もなく、もし自分が見捨ててしまったらそれこそ自分のほうが悪者になってしまう。だから彼のことは死なせない。
セレナはそういう思いになっていた。
そして彼の手を取りながら、殿下は僕の言う通りに動いてくださいと頼むのだった。
その後家に帰ったセレナは、ベッドで寝ている父の部屋に入り、お父様…と小さな声で呟くのだった。
【23話】感想
ここ数話でセレナの気持ちがだいぶイグネスに近寄ってきていますね。
彼のことを守ると強く誓っていましたが、小説の通り彼の護衛として尽くしてしまって大丈夫なのでしょうか。
また最後にセレナが父親の部屋に入って、お父様…と呟くシーンはかなり意味ありげな雰囲気が出ていました。一体彼女は何を考えているのか、続きが気になります。
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