ピッコマで公開されている「悪役に正体がバレてしまった」のネタバレと感想になります。
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「悪役に正体がバレてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
小説のイレア
小説「月の歌」でイグネスとレティオは皇位をめぐって対立をしていた。
イグネスはパトス帝国で唯一の皇子であったが、皇帝に認めてもらえず皇太子爵位にはなれずにいた。
焦燥感にかられたイグネスは帝国建国をともにしたエノク大公の娘のイレアを婚約者に選んだ。
そこに、レティオが現るのだった。
レティオが皇帝に謁見する機会が与えられた時、皇帝は彼が自身と離れ離れになっていた息子だということに気付いた。
この時点では、イグネスの権力は相当なものだったことと、レティオの母が下級貴族だったことにより、特に状況は変わらなかった。
しかし、レティオとイレアが出会うと状況は一変したのだった。
イレアは自分の思うがままに行動し周りからの評判はあまり良くなかったが、実は家族から愛されたことのない悲しい人生を送っていた。
そのため多くの読者はイレアに感情移入し、彼女の幸せを心から願っていた。
そして、セレナもそのうちの1人であった。
イグネスとイレアの言い合い
しかし実際のイレアは少し違った。
イレアはイグネスを前にし挨拶をすると、彼のことを噂で聞いた印象は違うと言い、さきほど2人が抱き合っていたのは見なかったことにすると、淡々と話す。
それに対して、イグネスはお嬢様こそ噂とはだいぶ違いますねと答える。
ほほ笑みながら会話するイグネスとイレアだったが、言葉の端々には棘がある。
イレアは我が家門の力が必要だと聞いたのだが礼儀がなっていないのですねと言うと、イグネスはイレアの父のエノク大公がこの結婚は単なるに策略に過ぎないと考えていると言い返した。
だからいくら嫌がってもこの結婚を破棄することはできないと、そして僕から逃げることはできないと言うのであった。
セレナが彼女を気の毒に思っていると、さらにイレアは言い返す。
私は逃げるのが得意なのだと。そして私を脅したって無駄だと余裕の表情を浮かべた。
対価をいただけるのであれば婚約者になってあげてもいいですけど?と上からの態度を取るイレアに、イグネスは立ち上がり彼女に剣を向けた。
そこに、イグネスの前に割って入ったセレナが彼女を守る形に。ここでイレアが死んでしまったらマズいし、目の前で誰かが殺されるのも見たくないと思ったのだ。
セレナが剣を下ろすようお願いをすると、イグネスは剣をしまった。
すると、イレアはセレナを抱き寄せ、殿下よりこの騎士がいい、私にくれたらしばらく大人しくしていると言うのだった。
【17話】感想
イグネスとイレアは初対面を迎えましたが、言い争うし、彼は剣を向けるし、最悪の出会いとなってしまいました。
イレアが自分を助けたセレナを気に入ったことにより、これから新たな波乱を呼びそうですね!
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