ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【87話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
皇后の回想
皇帝をお茶に誘った皇后。お茶を注ぎながら、昔のことを思い出します。
幸せだった日々はレタチオが反逆の疑いで処刑されて、愛していたものをすべては失ったと。
ミジェリアン侯爵の罠だとわかっていてなぜ息子を殺すのかという皇后の問いに、皇后を捕まえておく権力さえあればどんな方法でも構わないのだと答えた皇帝。
そして、皇后は彼を憎み、自分の手で殺せる日を願うのでした。
皇帝はミジェリアン侯爵の罠だとわかっていてアレクト皇太子の兄であるレタチオを見殺しにしたなんてひどいですね…。皇后が殺したいほど恨んでしまう気持ちがわかります。
しかし、皇帝にもいちおう理由はあったようで、彼にとっては息子よりも皇后さえいればよかったと。
ミジェリアン侯爵の計略通りにレタチオを殺さないと、皇后の身が危なくなるとかそういう経緯があったのかもしれませんね。
それにしても、冷徹そうな皇帝に見えましたが皇后のことは深く愛していたようですね。
この物語の男たちは愛する人を傷つけたり、執着する人ばかりですね…。まともなのはアナキンだけですね。笑
最後の
立ち上がると、皇帝に口づけをする皇后。彼は彼女が自分を殺そうとしたことをわかっていたようで、最期にキスをしたかったと話します。
皇后が地獄に落ちてもついていくし、何千回生まれ変わっても夫にして欲しいと話す皇帝とそれを拒絶する皇后。2人はほぼ同時に床に倒れ込むのでした。
読んでいてとても辛いシーンでした。皇帝は皇后に殺されることをわかっていて受け入れたようです。それが愛する皇后のためなら…という感じなのでしょうか。
皇后は皇帝のことを殺すほど憎んで、最後まで彼を拒んでいました。しかし、ほんの少しは彼への想いが残っていたかもしれないと個人的には思います。
カップの毒で殺すために口づけする以外にも方法はあったでしょうし、自分を愛する皇帝に最後の情けをかけたのかと。
そういう形で死ぬことができて皇帝も本望だったかもしれませんね。
犯人と共犯者
鐘が鳴り響くと、皇帝と皇后が死んだのだと察するエリス。
すると真っ白な髪になったアレクト皇太子がやってきます。
エリスは犯人はミジェリアン侯爵で自分は共犯だと答えると、アレクト皇太子は驚いた表情をするのでした。
ヘレナに自分の両親が死が続き、アレクト皇太子は心労で髪が真っ白になってしまったようです。
またエリスがこの事件の共犯となれば、おそらく死刑を避けることはできず、また自分の身の周り人が死ぬことになります。
アレクト皇太子はそれに耐えられるのでしょうか。
アレクト皇太子には痛い目に遭って欲しいと思っていましたが、なかなか壮絶な展開になりました。
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