ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
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「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
カエナの策
カエナに火傷させたリディアは、頭を下げて謝罪した。
皇女に火傷を負わせるなど死刑に値する重罪であるが、自分の注意不足でもあったからと言ってカエナがリディアを咎めることはなかった。
特に罰を与えることもなく彼女のことを帰すのだった。
リディアは反省なんてしませんよと言うベラ。しっかりと罰を与えるべきだと言う。
しかしそんなベラに、あなたは分かってるんじゃない?私に考えがあることを…とカエナは意味深は発言をした。
確かにベラは、何か策があるんだろうとは思っており、自分の考えを見抜かれたのかと少し戸惑う。
結局レイジェフへのパイは、ベラが届けることになるのだった。
怒るレイジェフ
カエナが作ったと言うパイをベラが届けると、レイジェフは目を疑った。本当にお姉様が作ったのか!?と。
間違いありませんとベラは答える。
そしてそのパイを食べると、あまりのおいしさにレイジェフから笑みがこぼれ、お菓子一つで気分がほぐれることに驚きを感じた。
お姉様と一緒に食べたいなと言うと、キッチンでの事故についてベラは話すのだった。
カエナの火傷について知ったレイジェフは、すぐに皇女宮へ向かった。
そしてレイジェフが見たもの、それは煌びやかなインテリアに高価なお茶や香水と、一介の侍女には手を出せないようなものを使っている痕跡だ。
それはカエナが優しくなってから、調子に乗っている侍女、特にリディアを中心とした者たちの物である。
そんな侍女たちの贅沢をしている光景が、レイジェフの怒りを加速させるのだった。
幼い頃の思い出
僕なら侍女にこんな贅沢はさせないのにとレイジェフと苛立っている。
彼は皇帝から、身の程を弁えろと絶えず言い聞かせられていた。だからこそ、侍女が身の程を弁えないなど重罪だと憤ったのだ。
レイジェフはリディアに対して、侍女に火傷を負わされた皇女の話は初めて聞くが…とものすごい剣幕で詰め寄る。
今にも彼女の腕を切り落としかねないほど怒っているレイジェフだが、そこにカエナが現れ、もうやめなさいと止めに入った。
リディアに罰を与えるべきだと言うレイジェフだが、事故だから気にしないでとカエナは言う。そして温かいお茶でもどう?と言う彼女の言葉に、レイジェフは落ち着きを取り戻した。
彼はなぜだか幼い頃に姉と一緒に宮殿を歩き回ったころの思い出が頭に浮かんでくるのだった。
【9話】感想
レイジェフの目に留まりたいと思っていたリディアでしたが、思わぬ形で目に留まることになりましたね。
原作のリディアはレイジェフに尽くした挙句に処刑されることになるので、そんな悲劇を起こさないようリディアに現実を見させたかったのでしょうか。
これがカエナがベラに言っていた策というものなのかもしれませんね。
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