ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
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「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
ジュリアを指名
カエナからエスコートを求められたゼノン・エバンス。
周りの目もあり断るわけにもいかないため、彼は要求に応じて皇女宮まで彼女と同行することに。
レイジェフの体調をカエナが気にすると、すこぶる健康ですと彼は答える。
そんな会話の中で、何か企んでいることは分かっていると思いながら、ゼノンはカエナのことを鋭く観察していた。
するとカエナが思いもよらぬことを言い出す。
信頼のおける人を上席の女官として呼びたいんだけど、あなたの妹さん…ジュリア嬢はいかがかしら?
レイジェフ支持者でもあった侍女たちが全員追い出された中、自分の妹が上席の女官につくとは、ゼノンからしたら願ってもないチャンスである。彼の実家ではジュリアを皇后にしたいと考えているからだ。
しかし自分にこんな機会を与えるとはどういうことだ?とゼノンはカエナの行動を理解できずにいるのだった。
ゼノンの結婚相手
ジュリアを皇女宮の上席の女官に置くと言うカエナに、ゼノンはその意図を理解できずにいた。
そんな中カエナは続けて、ご結婚はまだよね?とゼノンに聞く。
結婚しない理由についてゼノンは、愛やロマンを語る年齢ではなく欲しくもないもののために努力するのは時間の浪費かと…と説明した。
そう?それなら…皇帝の姉の夫になれるとしたら…努力する価値はあるかしら?
カエナはそう聞き返した。つまりカエナの夫ならどうかというわけだが、そんな彼女の発言に再びゼノンは戸惑った。
ゼノンとって、カエナは頭が悪く結婚相手とは考えたこともなかったが、今の彼女はまるで別人だ。
綿密な策略を練るような皇女であり、彼女と結婚すればレイジェフの元にいる必要もなくなる。
そう感じたゼノンは、カエナの誘いに乗ることにした。
挑戦してみる価値は十分にありますねと言いながら、ゼノンは彼女の前に跪き、手の甲にキスをする。
しかし彼は心の中では、どのみち私が勝つゲームだからなと思っているのだった。
上席の女官
カエナは部屋に戻った後、ゼノンについて考えていた。自己陶酔をするタイプで傲慢…扱いやすい男の特徴を全て持っていると。
そして彼女はジュリアを含め、上席の女官に誰を置くかを考えていた。
上席の女官の仕事は大きく分け4つ。
全ての使用人の職務を観察し、必要に応じて処罰も行う女官。これは慎重なベラが適任である。
お客様の対応や集まりを主催する社交系の担当の女官は、洞察力の高いオリビア。
残りの2つは皇女の食事や栄養を管理する担当の女官と、服や持ち物などの所持品を管理する担当の女官。
この役割には、ジュリア・エバンスとスーザン・レポールを考えていると言う。
その発言にベラは驚いた。ジュリアはエバンスの箱入り娘で職務をこなせるか懸念があり、スーザンは性格が荒っぽくて問題があると。
そのことはカエナも把握しているが、それでも彼女は絶対に必要なのである。
なぜなら原作ではスーザンとオリビアがかけがえのない親友になるのだ。
ベラは疑問を感じているようだが、私を信じてとカエナは微笑む。
そしてカエナは便箋を持ってくるようベラに指示する。
カエナにとってとても懐かしい人、クローレンス・イェレヴァン夫人に手紙を出そうと言うのだ。
彼女はカエナのお母さんのような人なのであった。
【17話】感想
傍から見たらカエナの行動は全く理解できないでしょうね。
まさか自分の妹ジュリアを上席の女官に指名し、そして結婚の可能性も匂わせてきましたが、果たしてゼノンは今後どのように反応するのでしょうか。
そしていよいよカエナが母のようだと信頼するクローレンス・イェレヴァンが登場します。楽しみですね。
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