ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
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「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【75話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ナハト大公が大怪我を
行方不明になったシエナは無事に見つかり、アシエルとミハエルと一緒に大公城へと帰ってきました。
大ごとにならなくて良かったと兄たちも安心している中、衝撃的な知らせが入ってくることに。何と魔獣討伐の戦場で父ナハト大公が大怪我を負ったのだと。
それから間もなくしてナハト大公が大公城へと運び込まれたわけですが、一刻を争うほどの重傷で医者たちの懸命な処置が続いているよう。
その様子を見てアシエルとミハエルは取り乱し、シエナもまた激しく動揺しているようでした。
この反応を見てもやはりシエナは変わりましたね。動揺するのはナハト大公を大切に思っている証でしょうから、以前よりもちゃんと家族だと感じるようになったのでしょう。
癒しの魔法使いを呼ぶべきか
医者たちによって懸命な治療が続けられるものの、ナハト大公の負傷箇所から血が止まることは無く。
傷自体は深いわけではないものの、不可解なほど何の治療も効かないらしく。止血ポーションをいくら使っても全く血が止まらないとか。ただの怪我ではないということですね…。
そういうわけで癒しの魔法使いを呼ぶべきなのではと医者が言いましたが、それはダメだとナハト大公は苦しそうにしながらも止めていました。
癒しの魔法使いというのは当然ロレイナのことであり、彼女に自分の傷の治療をさせてしまったら対価として大公家の被後見人になることを要求してくるだろうと考え、それだけは阻止したいと思ったみたいです。
ナハト大公はロレイナだけは大公家に入れてはいけないと直感的に感じているらしく、それにシエナのことも不安にさせてしまうだろうからと。
やはり無意識化に前世のことがあって、ナハト大公はロレイナに対する拒否感を持っているのかもしれませんね。
そして自分が生きるか死ぬかの状況でもシエナのことを考えてくれるとは、娘を大切に思う気持ちは本物ですね。
罠にかかったかのよう
補佐官デボン曰く、ナハト大公は等級がユニークと推定される魔獣の群れから襲撃を受けたのだと。魔獣たちの動きはまるでナハト大公だけを狙っているかのようであり、今回の討伐戦時代も彼らの罠にかかったかのようだったとか。
魔獣の等級については以前第49話で触れられていましたね。上からエピック、ユニーク、レア、アンコモンと分類され、ユニークというのは知能的に人間に近いレベルの魔獣ということでした。
だから群れで協力して特定のターゲットを襲うなどということも出来たわけですね。
ただなぜナハト大公が狙われたのか、誰か黒幕がいるのかが気になるところ。シエナはやはりロレイナを疑ったみたいです。
ヘサロスの言っていたロレイナと関係している世外の存在がその魔獣たちであり、ナハト大公家に入るために大公を治療する機会を作ろうとしたのではと。まさにロレイナたちがやりそうな手口ですね。
シエナには見えた
ナハト大公が苦しんでいる中、シエナは彼の傷口から邪気を感じることに。
そして彼女は自身の能力を使って確認してみると、邪気が複雑で精巧な魔法として傷に刻まれているとか。
なるほど…。どうやっても普通の治療では治せないようにされてしまっているというわけですね…。
そしてきっとロレイナはその魔法を解除できるのでしょう。卑怯な奴です。
シエナがこの場でナハト大公の邪気を浄化することは可能なのか。ヘサロスが眠りについてしまって不在なのが痛いところですが、どうにか出来ることを期待したいですね。
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