ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
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「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【21話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
既視感が
シエナの勉強部屋で自分が贈った花が床に転がっているのを見つけてしまったアシエル。
いつもの彼ならたかだか花一輪くらい何でもないと思うみたいですが、なぜか今は胸が張り裂けそうなほど痛いよう。
やはり自分からのプレゼントをシエナが大切にしてくれなかったということにショックを受けているみたいですね。
それから花が落ちていた机の下をもう一度チラッと見ると、なぜか既視感を感じる光景が頭をよぎるという。彼の頭に浮かんだのは、机の下に落ちている護身符でした。
まるで同じ経験をしたことがあるようだと彼は思ったみたいですが、それはまさに第14話で描かれた前世の出来事ですね。
前世でシエナが護身符を一生懸命作ってアシエルに贈ったものの、彼はまるで大切にすることもなく部屋で捨てていたという話がありました。
どうやらアシエルには前世の記憶が頭のどこかに残っているみたいです。何かがきっかけではっきりと思い出す可能性もありそうですね。
ネームドの所有権への挑戦
ナハト大公家にはギルディニャック伯爵家から手紙が届きました。どうやら伯爵夫妻は娘にヘサロスの所有権への挑戦をさせたいのだと。
以前第10話でもチラッと説明がありましたが、ネームドは資格のある魔導士を主人とするため、全ての魔導士は主人のいないネームドの所有権に挑戦できるらしく。
ヘサロスは一度も人間に隷属したことがないという話でしたが、その主人の座を狙っているということでしょう。
最終的にシエナがヘサロスの主人になる展開を期待してしまいますがどうでしょうか。誰がヘサロスを自分のものにするのか注目ですね。
恐れていたこと
シエナは一人勉強部屋で過ごしていました。そして部屋にある本棚の高いところにある本を取ろうとしたところ、本が崩れ落ちて転んでしまうことに。
そんな状況でシエナはふと周りを見渡して助けを期待してしまうという。ただ彼女はすぐにハッとして、これが一番恐れていたことだと青ざめていました。
前世や孤児院にいたときは誰かが助けてくれるはずもなく、そんなことを望みもしなかったわけですが、常に誰かがお世話をしてくれる最近の生活に慣れ始めてしまったということでしょう。
そうなると裏切られた時のダメージが大きくなってしまうため、周囲からの優しさを当たり前に感じてしまっている今の自分に恐怖心を抱いたのでしょうね。
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