ピッコマで公開されている「本物の娘が帰ってきた」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第121話 | 第122話 | 第123話 |
「本物の娘が帰ってきた」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【122話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
各国が協力要請拒否
ロハンとヘルガのもとにはカルタン王国とアトリエン王国が戦争協力要請を全て断ってきたという知らせが。
他にもいくつかの国が協力要請を断り、そのうえ南部の領主も物資支援要請に対して沈黙している状態で、何なら各国がバイキング側に立つ意向を示しているのだと。
これにはロハンもヘルガも困惑しているようで。こんな各国が一斉に相手側に寝返るなんて不可解すぎますからね。
その理由についてアカデミーに在学中の各国の後継者らが数日前に行方不明になったと合わせて報告を受け、ダリアの仕業だとヘルガはすぐに気づいたみたいです。
まさか子供らを人質にとられるとはロハンもヘルガも予想していなかったでしょうね。
迅速な対処
各国の協力要請拒否という緊急事態にも関わらずロハンは冷静なまま、再び使節団を各国に派遣するよう指示。そして行方不明になった後継者たちは必ず見つけて故郷に送り返すと伝えるようにと。
そして物資支援要請に対して沈黙している南部の領主についてはヘルガのほうで掛け合ってみるとか。南部への物流はソレミオのワープゲートが利用されているという事情があり、ヘルガは説得できる自信があるみたいです。
こんな状況でも冷静で迅速に対処できるロハンとヘルガはさすがですね。
それからアカデミーの学生たちを拉致したということでヴォルフガングがすぐに捕まり、彼の家門が反逆に加担したということでユトリート公爵夫人とヒリアンヌも拘束されたよう。
ここら辺はあっさりでしたね。ヴォルフガングはもっと厄介な存在になるかとも思いましたが。あとヒリアンヌも拘束されたということで、駒として使っていたダリアとしては痛手なのではと。
またヴォルフガングの推薦書を出したのがグロピス子爵家であることは突き止めたものの、すでに一家は逃亡した後だったらしく。ロゼットに関しては今後も面倒な存在になるかもしれませんね。
セイジン公爵家の立ち回り
ユトリートの反逆や学生の拉致事件など、一連の騒動に関して話し合っているセイジン公爵とシオン。
実行犯であるヴォルフガングは捕まえたものの残念ながら学生たちの行方はまだ分かっていないらしく、シオンは彼らのことを助けたいと思っているよう。
ただその考えは捨てろとセイジン公爵は忠告することに。ここは自分らが出る幕ではないと。
セイジン公爵曰く彼らの家門は今すべての活動に気をつけなければならず、不必要に関与したら逆にロハンに睨まれるかもしれないとか。今回貴族派を見切ってロハンに忠誠を誓ったものの、だからと言って過去にあった関係が消えるわけではないからとも。
なるほど…。セイジン公爵としてはまだ完全にロハンからの信頼は得られていないという感覚なのでしょう。
その話にシオンは不満そうながらひとまず命令に従っていました。心優しい彼は何よりもまず子供たちを助けたいでしょうからね。
そんなシオンはセイジン公爵から見たら純朴過ぎであり、人間の欲望と利益が絡み合った貴族の世界を生き抜くのはまだまだ難しいとか。
貴族の世界で生きていくためにはセイジン公爵の考え方が正解なのかもしれませんが、果たしてシオンがこれからもそれを受け入れられるのか気になりますね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第121話 | 第122話 | 第123話 |