ピッコマで公開されている「捨てたゴミは二度と拾いません」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第86話 | 第87話 | 第88話 |
「捨てたゴミは二度と拾いません」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【87話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
子供を救出
神殿内のシークレットホールに潜入したレイラが出くわした男の子。その子は神官に扮装したレイラを目の前にして怯えており、やせ細って体も傷だらけのよう。
誰がどう見ても虐待を受けているのは明白という感じですね。
そしてその場を他の神官たちに見つかってしまい、レイラはその子を抱えて走って逃げるという。
途中偶然再会した中級神官アドリナがかくまってくれたことで、レイラたちは無事にシークレットホールを抜け出すことができました。
当然アドリナは神殿内で子供たちが虐待を受けていることを知っているわけですから、レイラが子供たちを助けようとしているということもすぐに察したのかもしれませんね。
徹底的に追及
シークレットホールを出たところでレイラを待っていたのはベルと、そして神官ミロンでした。部屋からいなくなったレイラを探していたのかもしれませんね。
ミロンはレイラが抱きかかえている子供をすぐに返すよう要求。体の傷のことなどを指摘される前に子供を取り返して隠してしまいたいのでしょう。
しかしレイラはそれに応じず、虐待疑惑について追及することに。
痩せているのは拒食症のせいであって、傷は自傷行為によるものであり、出来たばかりの新しい傷だからまだ治療していないのだとミロンは言い訳をしてくるという。
往生際が悪いですね。まだ隠し通せると思っているのでしょう。
それに対しレイラは子供の体には古い傷も多いと指摘。そしてその場にいるベルも加勢してさらに厳しく追及することに。
するとミロンは虐待の事実を認めたものの、下級神官の一人がやったことだと言い出すという。そしてその神官はすでに追い出されたから心配しなくていいと。
あまりにも苦しい言い訳…。ミロンの振る舞いや言動だけでも神殿全体がいかに悪質なことをしているかが伝わってきます。
もう逃げられない
言い訳を続けるミロンですが、そこにはシークレットホールからたくさんの子供たちを連れ出してきたアドリナが現れました。
子供たちは皆やせ細って傷だらけであり、虐待は一人の神官がやったことだというミロンの言い訳はもはや通じるはずがなく。
そこはオープンホールであり一般の人たちもこの騒動を見守る中、アドリナは虐待の事実をその場ではっきりと明かしていました。
ミロンにもう逃げ道はないですね。これだけスムーズに騒動が解決したのもアドリナのおかげと言えそうです。
騒動のその後
神殿での子供たちへの虐待が明らかになってから、皇帝カリアンは首都周辺の全ての神殿に捜索令を出すことに。
そしてほとんどの神殿で同様の虐待や横領、詐欺などの複数の悪事が判明。それを受けて神殿への全ての後援金が断ち切られ、悪事に関わった者たちは全員捕えられることとなりました。
ひとまずは神殿の汚職や不正問題については解決したと言えそうです。
ただ教皇庁はこの件とは無関係であるという立場を貫いているらしく。トカゲの尻尾きりというやつですね。全ての責任を神殿側に押し付けて自らは罪から逃れようとしているのでしょう。
あと教皇庁はこれまで皇室の保育事業について定期的に抗議文を送り続けてきたわけですが、それについてはこれ以上反対しないのだと。
神殿での虐待問題によって教皇庁は強くは出れなくなったわけですね。カリアンとレイラらにとっては好都合でしょう。
院長に任命へ
神殿で虐待されていた子供たちは皇室によって保護され、多くの子供たちの世話をする体制をすぐに整える必要があるらしく。
そのためレイラは牢屋に捕らえられたアドリナのもとを訪れることに。今回神殿の悪事を暴くのに協力してくれたアドリナですが、それでもこれまで傍観してきた罪があるため投獄されているみたいです。
傍観するのも不本意だったはずなので、気の毒ではありますね…。
レイラはそんなアドリナのことを帝国保育機関の院長に任命したいと伝えるという。院長になって子供たちの世話をしながら贖罪して欲しいと。
アドリナなら責任を持って子供たちの面倒を見てくれそうですからね。彼女の活躍に期待です。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第86話 | 第87話 | 第88話 |