ピッコマで公開されている「もう一度、光の中へ」の感想と考察になります。
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【95話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
幸せだった時期も
前世のアリサとして生きていた頃のことが夢に浮かんできて、そして眠りから覚めたアイシャ。
やはり前回ラストシーンで目覚めたのはアイシャだったみたいですね。マリアンヌの可能性もあるかなと少し思いましたが違ったようです。
夢で見た内容を受けて、そういえば家族仲良しだった時期もあったねとアリサとしての人生を振り返っているよう。
なるほど…。前回の回想シーンでアリサが家族から優しくされてマリアンヌが冷たくされている場面ではなんか変だなと思ったのですが、実際にそういう時代があったわけですか。
作中でこのような話が描かれるのは初めてだと思うので、読者目線では初耳ですよね。
ただアイシャの頭には残酷な記憶ばかりが強く残っていて、これまでもイデンベルで虐げられていた過去ばかりが描かれていたみたいです。
復讐を目指しているのにこんな記憶が思い浮かぶなんてとアイシャも少し動揺しているよう。これから躊躇するようなことが無ければいいですけどね…。
いざ復讐を成し遂げられそうになっても優しいアイシャなら踏みとどまってしまいそうな気も…。彼女の心情には注目ですね。
エルミールから開戦か
使用人の話によるとアイシャの父である皇帝ティリオンは招集命令を下して首都近くの近衛兵たちを集めて会議を開いているらしく。
どうやら愛する娘がイデンベルの刺客に襲撃されたことを受け、これ以上黙っているわけにはいかないと戦争を起こそうとしているみたいです。
これは皇帝ティリオンが暴走しているわけではなく、皇后アイリスも皇太子イシスも同じ意向であり皇家の総意で戦争に乗り出そうとしているようですね。
その話を聞いたアイシャはすぐに家族のもとへ向かうことに。怒りに任せて行動してもろくなことは無いから家族を落ち着かせようと。それに少なくともアルセンともう一度連絡を取って、万全な準備をしたうえで侵攻すべきだとも。
アルセンが味方であることを知ってるのはアイシャだけなので、そこを伝えるのは難しそうですね。
止めることは出来ない?
息を切らして会議の場へとやってきたアイシャ。とりあえず落ち着いて開戦を思いとどまるよう家族を説得しようと考えていたものの皆の意思は固いよう。
イデンベル帝国の脅威からエルミール帝国を、そしてアイシャを守るためだとイシスは語り、彼女の前で跪いていました。
そんな彼の視線は冷静で真っすぐであり、とても怒りに囚われた人の目ではなく。これは止めることができなさそうだとアイシャも思ってしまったみたいです。
イシスも両親も決して勢いに任せて戦争を始めようとしているわけではないということですね。これからどんな展開が待っているのか楽しみです。
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