ピッコマで公開されている「実は私が本物だった」の感想と考察になります。
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「実は私が本物だった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【116話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
証言台の立つ男
エディンバラ侯爵の殺人罪の疑惑を問う審理の場で、バインベルク伯爵が用意した人物が証言台に立ちました。
それはアレクサンダーという男。首都郊外出身の平民なのだと。
彼の話によると彼は20年前にパルビス大公家との間で縁談が交わされていたエディンバラ侯爵家の女性と交際していたらしく。キイラの母のことですね。
そのことがエディンバラ侯爵に知られて、世間にバレるようなことがあれば許さないと脅迫を受け、さらにロエナの殺害を命じてきたのだとか。
エディンバラ侯爵はその証言を否定しながらも、少し動揺しているように見えます。
キイラの母の恋人だったとかエディンバラ侯爵から脅迫を受けたとかいう話が嘘だとしても、ロエナを殺したのは否定できない事実なので、動揺を隠せないのでしょうね。
嘘と事実を巧みに織り交ぜてくるあたりが厄介です。
決定的な証拠?
証言だけではアレクサンダーが嘘をついているだけという可能性もあるわけですが、バインベルク伯爵は決定的な証拠があると発言。
ロエナは逃げる際にシルビア・レノウィトンという偽名を使っていたらしく。検問の通行時に身分証明書を提示しているはずだから通行記録が残っているだろうと。全国の通行記録は全て皇室で保管しているのだとか。
そしてアレクサンダーはロエナを追跡して殺したときの経路を記憶をもとに記し、それがシルビア・レノウィトンの通行記録と一致すれば証言の信用性が高いと判断できるわけですね。
その場を取り仕切るミカエルの指示により、早速皇室で保管されていた通行記録とアレクサンダーの証言を照らし合わせることに。
これが一致してしまうとエディンバラ侯爵としてはかなりマズいことになりそうですね…。
ちなみにバインベルク伯爵は当時を知るラギバッハが憑依したロエナから情報を聞いたようで、おそらくは証言は正しいのでしょう。
ただロエナの逃走ルートを知っていたというのは彼女を殺害したという件において説得力がありますが、アレクサンダーが前大公妃の恋人だったという証明にはならなそうですけどね…。
たとえエディンバラ侯爵が罪に問われることになっても、キイラがラディックの実の娘ではないのではという疑惑は避けて欲しいところ。
そしてまずはアレクサンダーの証言が認められるのかどうなのか、審理の続きが気になります。
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