ピッコマで公開されている「不細工の公女になりました」の感想と考察になります。
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「不細工の公女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【120話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
世界を破壊
魔物の王から聖杯を奪ったエルラムは、その強大な力を使ってこの世界を滅ぼすことに。
破滅した世界で残ったのはエルラムとシルビアの2人きり。どうやら彼はシルビアが頼れるのが自分しかいないという状況を作りたかったみたいです。そうすれば彼女から愛されるようになるだろうと。
あまりにも恐ろしい奴…。当然シルビアがエルラムを愛するようになるはずもなく、むしろ激しく恨むように。
そんな狂った奴と2人きりの世界なんて地獄過ぎて耐えられないですよね。
場面は今へ
場面は今に戻り、エルラムとシルビアが2人きりの空間へ。昔話が始まる前の第114話の続きですね。
エルラムの話を聞き、聖杯を奪ったのも公爵夫人を数十年操ってアトランテ公爵家を危険に晒したのも全て彼の仕業だったということで、真実を知ったシルビアは激しく憤っているよう。
しかしエルラムのほうはというと、これらの全てのことは私たちの為に必要なことだったからと微笑んでいる様子。
まるで話が通じないですね…。私たちというかお前だけが望んでいることだろうと言ってやりたいです。
不細工の公女も仕組まれたもの
それからエルラムの話にはまだ続きがあるようで。世界で2人きりとなりシルビアから恨まれるようになったエルラムは、悩んだ末に聖杯の力と自身の魔力を使ってシルビアのことを果てしなく輪廻させることに。
シルビアが産まれるところから始まり、そしてエルラムは彼女の周囲のあらゆることに手を加えていたよう。
まずアトランテ公爵家の使用人を操ってシルビアが大量におやつを食べるよう仕向けて太らせたとか。不細工の公女はエルラムの策略によって作られたものだったんですね…。
それから家族も含め周囲の人たちを操り、徹底的にシルビアが社会的に孤立する環境を作り上げたのだと。
そしてシルビアが他人からの愛を渇望している状況で、優しい姿で彼女の前に現れるというのがエルラムの作戦だったみたいです。
エルラムのシルビアへの執着心が凄いですね…。世界を破滅させたうえ、今度は輪廻させてシルビアの人生を全て操っていただなんて。聞けば聞くほどエルラムが気持ち悪いです。
またも失敗?
誰からも愛されず孤立した不細工の公女のもとに白馬の王子様のように現れたエルラム。
美しい花のようだなどと甘い言葉をかけて接触したわけですが、シルビアの反応はというと彼が想定していなかったものでした。
完全にひねくれてしまったシルビアは、言い寄ってくるエルラムを詐欺師呼ばわりして罵るという。
エルラムとしては甘い言葉にシルビアが喜んで彼女に惚れられる展開でも想像していたのかもしれません。思い通りにいかずショックを受けている彼の表情が最高です。笑
ここまでやってダメならもう何をやってもエルラムがシルビアの心を掴むことは不可能なのでは?
というかそもそもエルラムの人間性の問題でしょうね。シルビアの気を引くために世界を破滅させたり人生を操ったり、そんな卑怯なことする奴のことなんて好きにならないでしょう。
作戦に失敗したエルラムがこの後どうしたのか気になるところです。
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