ピッコマで公開されている「実は私が本物だった」の感想と考察になります。
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「実は私が本物だった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【100話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
2人の立場関係
バインベルク伯爵邸宅に帰ってきたコゼットは伯爵と2人きりで話をすることに。
前回までの時点で根本的に勘違いしていたのですが、2人の立場関係は常にコゼットのほうが上でバインベルク伯爵が従う側だったようで。
確かにこれまでの話でコゼットには13大悪魔の一人ラギバッハが憑依しているということでしたから、そんな大物が伯爵の下につくなんてことないですよね…。苦笑
前回再会した場面ではバインベルク伯爵のほうが偉そうにしていましたが、それはあくまでも表向きの関係ということですね。邸宅の使用人たちの目がありましたから。
話し合いが始まり、大公家を追放された今の状況はマズいのではとバインベルク伯爵は少し焦っている様子ですが、一方のコゼットは落ち着いているよう。
彼女も当然追放は避けたかったわけですが、こうなったからには仕方がないと割り切っているみたいです。
当初の予定ではパルビス大公邸に滞在しながら情報を集めて精霊石を見つけ出し、そして精霊石を破壊しようとしていたわけですが、その計画はもう破綻。
それならば正面突破しかないと言ってコゼットは笑みを浮かべていました。
正面突破とは…?何をしてくるのか全然分かりませんが不気味ですね…。コゼットは全く諦めていないようで、彼女の動向には注意したいところです。
意外と悪い人ではない?
コゼットとバインベルク伯爵の会話の中では、10年前に交わしたという約束について触れられていました。
10年前にコゼットは初めてロエナの子としてバインベルク伯爵の前に現れたよう。彼からしたら妹の子供で姪にあたり、ロエナと共に亡くなったと思っていた姪の登場に驚いたみたいです。
それから彼女が悪魔ラギバッハの憑依した姿であるということ、ロエナとの契約でエディンバラ侯爵家への復讐を目指していることなどを聞き、そこで初めて手を結んだとか。
そしてその時バインベルク伯爵が約束して欲しいとコゼットに頼んでいたのが、パルビス公女を追い出した後は次の精霊士が生まれるまで帝国の為に彼女の役割を果たすということ、またエディンバラ侯爵家など復讐対象以外に被害を出さないようにするということでした。
これを聞くとバインベルク伯爵はあまり悪い人ではない気がしてしまいますね。
彼は単に妹ロエナを殺したエディンバラ侯爵を恨んでいるのであって、それ以外の人を傷つけたり平和を乱したりはしたくないみたいです。
そんな約束を交わしたコゼットですが、彼女のほうは当然守るつもりなどなく。以前第92話あたりで描かれていたように、過去回帰する前の世界で帝国を滅ぼしていましたからね。
当然コゼットは今の世界でも帝国を滅ぼそうとしているのでしょう。
目的の違いと騙されていることに気づいたバインベルク伯爵がコゼットと仲違いするという展開ももしかしたらあるのではと。
コゼットとバインベルク伯爵の今後の関係には注目ですね。
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