ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【79話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
エリスという存在は
生まれてこなかれば良かったのにとアレクト皇太子が言った時、途方に暮れたような表情をしたエリスは一言謝罪すると足早にその場を去って行きます。
そんな彼女の表情を見ても、どうせすぐに笑顔でまたやって来るだろうと謝る気にならないアレクト皇太子。
彼は彼女に何があっても、また姿を現した時には自分のことを愛していると同じことを言うと考えているのでした。
こんな言葉を言われて去って行った時のエリスのことを考えるとかわいそうでなりません。
アレクト皇太子はエリスはどれだけ傷つけてもいい存在で、何があっても自分を愛していると思っているようです。
だから、婚約破棄をされたことを受け入れられないのでしょうね…。
失って気付くこと
時は戻り、私は誰でしょう?というエリスの問いかけに、お前が他の人だって?と信じられない様子のアレクト皇太子。
ある日を境に変わったエリスに思い当たりがありつつも、嘘だと声を荒げます。
その場を去ろうとするエリスに本物のエリスはどこにいったのか尋ねると、本物のエリスは永遠に消えたから二度と会うことはできないと告げるエリス。
彼はこの世で自分を1番愛してくれた狂おしいほど愛しいものを永遠に失ったことに気が付くと、涙を流すのでした。
ついに自分を愛してくれた本物のエリスがもうこの世にはいないことをアレクト皇太子が知ることとなりました。
自分を愛してくれたエリスの存在の大切さに今さら気付いても遅いですね。
本物のエリスがいなくならなかったらアレクト皇太子はこのことには永遠に気付けずにエリスに甘えて彼女を傷つけ続けていたことでしょう。
アレクト皇太子は思う存分傷つけばいいのだと思いました。それだけのことをエリスにしてきたのですから。
エリスがもう自分を愛してくれなくなったどころか、望んでこの世から去ったと知ったのはこの上なくざまぁな展開ではないでしょうか。
アレクト皇太子のこの気持ちのやり場はもうないですしね。
死んでやっと気付かせることができるというのは悲しいことですが、本物のエリスも少しは報われたかもしれませんね。
アレクト皇太子はエリスにしたことを一生背負って生きて行けばいいと思います。
母の肖像画
屋敷で過ごすエリスの元にはイアソンやフィブリスが訪問しますが、面会に応じることはないエリス。
メデイアの言っていたお供えものの「涙」のことやヘレナを殺すことについて部屋で考えます。
母親の肖像画が目に入ると、エンマに母親の話をするようお願いするエリス。ふと原作になかったことを知りたくなるのでした。
イアソンやフィブリスは相変わらずエリスに執着していますね~。相手にされなければされないほど燃え上がってしまうのですかね…。
そういえばエリスの母親については今までほとんど明かされていませんでしたね。どんな人物なのか気になるところです。
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