ピッコマで公開されている「皇帝の子供を隠す方法」の感想と考察になります。
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「皇帝の子供を隠す方法」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【59話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
真実は問わない
カイゼンは直々にテオールの捜索へ向かう前にアステルのもとへやって来ました。
そして彼がかけてくれた言葉は、真実を問うことは一生ないから望む通りの選択をすればいいと。
もしかしたらカイゼンはテオールが自分の息子である可能性をけっこう感じているのではとも思いますね。何となく。
そのうえで敢えて追及はしないと決めたのは、過去のアステルへの申し訳なさと彼女を困らせたくないという気持ちがあるのでしょう。
彼の言葉が本当なのであれば、追い詰められていたアステルの気持ちも少しは楽になるのではないでしょうか。
またいっそのこと真実を明かしてもいいかなとアステルが迷う場面も。ここで本当のことを打ち明けたらカイゼンが今後のテオールの無事を保証してくれるのかなと思ったみたいです。
結局カイゼンがすぐに答えを求めることはなくて真実を明かすことはありませんでしたが、彼女がそう思ってしまうくらい彼の言葉は説得力があったのかもしれませんね。
アステルが望む大きなもの
捜索から帰ってくるまでに何を望むのか決めておくよう言い残して立ち去ろうとするカイゼン。
全てアステルの望む通りに選択したらいいし、それがカイゼンが与えることができるものであれば協力してくれるとか。
そんな彼の言葉を受けて、自分の身の程に合わないものを望んでもいいのかとアステルは質問していました。
う~ん、彼女は一体何を考えているのですかね~?分不相応といっても彼女に限って権力などを欲しがるわけもないですし…。
やはりこれまでの話を見ているとアステルの一番の望みは愛する息子テオールが平凡で幸せな人生を送ることだと思うので、それを叶えるための何かでしょうか?その願いに繋がるような身の程に合わないようなものはいまいち想像できませんが。
そしてカイゼンは、それが何であれアステルには受け取る資格があると答えていました。やはり彼はアステルへの申し訳ないという気持ちを抱えているのですね。
アステルが何を望むのか、そしてそれをカイゼンが叶えてくれるのか気になるところです。
フリッツは気づいた
アステルの部屋には窓から石が投げ込まれ、そこには手紙が括り付けられていました。
見てみるとそれは兄フリッツからの手紙。そこに何が書かれているのか内容は明かされませんでしたが、おそらくレストン公爵に関することでしょう。
というのも数時間前の出来事としてレストン公爵に関してフリッツが何か勘づいている場面が描かれていました。おそらくテオールを拉致した犯人がレストン公爵であると勘づいたのではと。そのことを手紙でアステルに伝えてくれたものと思われます。
フリッツはレストン公爵の言動や振る舞いから何か察した様子でしたね。
私も前回の感想考察で書きましたが、都合が悪ければテオールを殺せばいいというレストン公爵の発言はかなり大きなヒントだったと思います。
行方不明なはずのテオールに関してそんな発言をするわけですから、すでにレストン公爵の管理下に置かれていると考えるのは自然でしょう。
フリッツがアステルの味方をするということをレストン公爵は想定しているのでしょうか?
もし想定外なのであれば、フリッツの前であんな発言をしたのはレストン公爵のミスなのかもしれません。続きがどうなるのか気になるところです。
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