ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【69話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
取引
自分を主人の元に連れて行けばすべてを黙秘すると取引を持ち掛けるエリス。
それに応じた男はエリスたちをアカデミーらしき建物の地下に連れて行きます。すると、そこにあるのは魔法陣。これは魔女が作ったものであり、皇宮に繋がっているのだと。
男が魔法陣を発動させると、エリスたちは皇宮らしき場所にワープするのでした。
皇宮に繋がっていると言うことはやはり黒幕は皇室の者ということなのでしょう。建国された時に魔女が魔法陣を作ったとのことですが、作った理由は何だったのでしょう。
入って来たのは
皇宮のある部屋に通されたエリスたち。そこで待っていると、姿を現したのは皇后でした。
アカデミーの花火を見に行ったらゲートが開く光景を目撃したのだと話すエリス。そして、運よくその犯人とばったり会ったためにここに来ることができたと。
実際、魔物のゲートを開けた瞬間を見ていたわけではないと思うので、これはエリスがかまをかけたのだと思います。
そして、エリスはこのことを口外して皇后という切り札を簡単に切り捨てようとはしないと明かすと、その代わり魔物のゲートを開いたミジェリアン侯爵の共犯の疑いでしっかり審問して欲しいと。
エリスがなぜこんなことをしたのか尋ねると、皇后はミジェリアン侯爵が憎いと同時に、彼を引き入れた皇帝が憎いと明かすのでした。
エリスがド派手にアナキンにアカデミーの門を切らせたのは、周りに目撃をさせて自分がミジェリアン侯爵の共犯として審問を受けるためだったのですね。
そして、その審問をしっかりと行わせることにより、アレクト皇太子と2人きりの状況にならないようにしたということです。
最後のシーンで皇后と亡くなった息子のレタティオ皇太子らしき人物の肖像画が出てきました。
彼のはアレクト皇太子と外見は似つつも、大人でどこか優しい表情をしている青年でした。レタティオのことは36話の街の野外演劇の時に触れていましたよね。
彼は皇帝の命を狙った反逆の疑いで処刑されています。そして、それはミジェリアン侯爵の陰謀でしたね。だから、皇后は皇帝やミジェリアン侯爵を憎んでいるわけです。
野外演劇のストーリーだと皇后とレタティオは貧しい民衆のためにと救貧事業に熱心だったようなので、レタティオは優しい性格だったのだと思います。
そして、皇后も昔はそういう人で、彼の死をきっかけに今のように変わってしまったようですね。
皇后も辛かったでしょうが、それでも関係のないエリスに怒りの矛先を向けるのは間違っていると思います。
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