ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【64話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
濡れ衣
弾は見事魔物に命中し、侯爵家の屋敷まで戻ってこれたエリスとアナキン。
エリスが部屋で休んでいると、外が騒がしいことに気が付きます。
やって来たのは皇宮騎士団。彼らは皇命により、アカデミー卒業式でゲートを開き魔物を放った疑いのミジェリアン侯爵を緊急逮捕するために来たのだと。
誰かがミジェリアン侯爵を陥れるためにやったのだと勘づくエリス。しかし、解決は彼自身に任せることにし、ひとまず部屋に戻ることにするのでした。
襲ってきた魔物からは意外とあっさり逃げ切ることができました。しかし、一難去ってまた一難。今度はミジェリアン侯爵が逮捕され、ゴタゴタは続きます。
ここでエリスはアナキンがゲートを開けた時に見ていたフードの人物が関与しているかもしれないと疑います。フードの人物の背景に誰がいるのも注目ですね。
さらに使いの者が
エリスが部屋にいると、今度は皇宮から使いの者が。
エリスがアナキンとアカデミーにいたという件で、皇帝が直接話をしたいのだと。
皇宮の離れに向かう馬車の中。真犯人は皇帝、皇后、アレクト皇太子の誰かだろうと推測するエリス。
しかし、自分が呼ばれたこの状況に違和感を感じます。
アナキンは皇宮の離れまで来たものの、置いて行くことになるのでした。
なぜミジェリアン侯爵と一緒に自分を連れて行かなかったのか、どうしてこんな深夜に離れに呼んだのか。ミジェリアン侯爵はおとりで自分に用があるみたいだとエリスは違和感を感じていましたね。
無理やり理由をつけてエリスを呼び出す皇命…嫌な予感がして仕方がないですね。
以前、アレクト皇太子に皇帝が皇命でエリスを呼び出すと言っていましたし…。
アナキンも置いて行ってしまいましたし、不安しかありません。
エリスを呼び出した理由
エリスが通されたのは外国使節が使う客室で、豪華のベッドも備えられています。
そして、そこにやって来たのは皇帝ではなくアレクト皇太子。
なぜここに来たのかと言うエリスの問いには答えずに、前にエリスが自分との結婚は侯爵家と皇室のものだと話したことを掘り返すアレクト皇太子。
悪い予感がして後ずさりするエリスに対して、アレクト皇太子はじりじりと詰め寄って行くのでした。
やはり、これは58話で出て来たアレクト皇太子にエリスを犯すように命じた皇命でしたね。
メデイアがアナキンをいつも連れているようにと言ったのはアカデミーだけではなく、この時もだったのですね。
エリスもアカデミーの魔物襲撃事件の直後でしたから、少し油断してしまったのだと思います。
それにしても、ほんとうに皇帝はドクズ野郎ですね。それに逆らえないアレクト皇太子も同罪です。
しかし、この部屋に来た時のアレクト皇太子は終始うつむいたままで、こんなことをするのは不本意であると感じられました。結婚が侯爵家と皇室のものだという話もまるで自分を言い聞かせて正当化しているような。
少しでも彼に良心が残っていればエリスに乱暴を犯さずに済む未来もありそうです。
現実的には、置いてきたアナキンが助けに来てくれるのが1番ありそうな気がしています。
そんなことになったらヒーローみたいでますます好感度が上がりますね!!
過去一に次回が気になる回になりましたが、1週間後に読むのが楽しみです。
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