ピッコマで公開されている「悪女を殺して」の感想と考察になります。
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「悪女を殺して」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【54話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
エリスの気持ち
心の中でアナキンへの想いを明かすエリス。
自分はアナキンのことが好きだけど、彼がもし自分を好きでいてくれてもそれは果たして「私」に対してなのか。
そして、アナキンの存在によりこの世界に残りたくなってしまって、遠い未来に彼を恨むことになるのではないかと。
エリスはこんなことを考えながらアナキンの頬に触れていましたが、そのエリスの手に自分の手を重ねるアナキンの表情がとても良かったです。まるで宝物を触るような、とても心地の良さそうな表情をしていました。
一方、エリスは自分を好きになってくれたとしてもそれが因果律のせいであるとか、この先アナキンを恨むことになるかもしれないとか、そんなことを考えて悲しい表情をするのですが、もしかしたらアナキンはエリスが考えていることを察していたかもしれませんね。
エリスはアナキンに素敵で強い姿だけを見せたい、彼の荷物になりたくないと考えていますが、本当にアナキンのことを想っているのですね。
2人が自分の気持ちを明かす日が来ることを願うばかりです。
重なる手
結局、アナキンの答えを聞かないまま、もう出て行ってもいいと話すエリス。心の中では行かないでとつぶやくと、エリスの体調を気にするアナキンは寝るまでいてくれることに。
ベッドに横たわるエリスのそばにいるアナキンがそっと彼女の手を握ると、握り返すエリス。
互いに自分の想いを口に出さなくても、2人が両想いなんだと感じるシーンでした。
エリスはアナキンに弱っている姿を見せたくないと考えているようですが、アナキン的には他の人には見せないそんな姿もエリスに惹かれる理由なのかなと思いました。
いつも堂々としているエリスがアナキンの前でだけ女の子のようになるのが本当にかわいいです。
望み通りに
明日にカザル令嬢のデビュタントの舞踏会を控え、ヘレナに最後の授業をしたエリス。
すると、そこに乗り込んできたのはアレクト皇太子でした。
なぜヘレナと一緒にいるのかと問うアレクト皇太子。そして、彼はいつもと同様にエリスを悪者に仕立て上げると、見せつけるかのようにカザル令嬢のデビュタントの舞踏会のパートナーにヘレナを誘います。
さらに、まさかパートナーのいない君は舞踏会には行かないのだろう?とエリスに言う始末。
すると、アナキンと出席すると答えるエリス。皇室とも縁を切るつもりで、近いうちにアレクト皇太子とは婚約破棄になると。
そして、あなたが強く望んでいた通りになったのだから思う存分喜びましょうと言うとエリスは部屋を出て行ってしまうのでした。
最後にまるで傷ついたようなアレクト皇太子の表情がたまりませんでした。笑
しかし、散々エリスのことをわざと傷つけようとしているくせに、いざ向こうから婚約破棄の話をされるとゴタゴタ言って来るのはいったい何なのでしょう?
元のエリスはアレクト皇太子に何をされても好きでい続けていたから、調子に乗っているんでしょうね。
いい加減に今のエリスはアレクト皇太子のことを本気で好きではないということに気付いてほしいです。舞踏会でアナキンと出席するエリスを見て、さらに傷ついてしまえばいいのに。。笑
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