ピッコマで公開されている「狂った王女にはワケがある」のネタバレと感想になります。
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「狂った王女にはワケがある」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【10話】ネタバレ
私は誰のものにもならない
突然アシオスにキスされたリズベルは、何も考えられなくなった。
心も体も奪われていくような感覚に陥りかけたが、その時彼女の本能が警告して来た。自分は誰のものにもならないと。
そしてリズベルは、目の前の男が自分の全てを手に入れようとしていることを確信し、私はあなたのものじゃないわとはっきり言うのだった。
リズベルのことを積極的に欲している様子のアシオスだが、それならまずさっきの質問に答えて欲しいと言うリズベル。自分を助けたときに黄金の光を見なかったかと。
アシオスはその光を見たと正直に言うものの、それ以上は分からないと言って誤魔化してくる。
そしてアシオスはリズベルのことを見つめ、何て美しいんだ…と思っていた。
この魅惑の女を拒むことなど誰に出来ようか…。
そのようなことを思った途端に、彼には過去の記憶が蘇る。
その記憶ではアシオスは手足に鎖をつながれて拘束されており、”そなたは私の娘を愛さずにはいられない。ゆえにそなたは決して私には勝てない”という言葉が聞こえてくる。
そのときの光景を思い浮かべながら、この女はヘラルの娘…勝つのは僕だ!ヘラル!とアシオスは心の中で思うのだった。
なぜこんな気持ちに
それから2人は話を終え、アシオスはリズベルのことをベッドに寝かせて部屋から出て行こうとする。
怪我が悪化するからむやみに動いてはいけないと彼は忠告してくるが、心配いらないわと言ってリズベルは笑顔を見せた。
なぜならあなたのそばにいるからと。そう言って彼女はアシオスの手をギュッと握る。
アシオスは無表情のままながら、内心彼の感情は少し揺れ動いていた。
ヘラルの娘を見つけ出すことだけを考えて生きてきたのに…それなのにどうしてこんな気持ちになるんだろう…。
そう思いながらアシオスは切なそうな表情でうつむき、そして部屋を出て行った。
部屋に一人になったリズベルは、どうして嘘なんかつくの…と思っていた。
自分から発せられる光の正体を彼は間違いなく知っているはずなのにと。
そう思いながらリズベルもまた切ない表情を浮かべているのだった。
【10話】感想
アシオスのキスには何か意味があったのでしょうか。それともただの気まぐれなのか…。本当に彼の考えていることは分からないですね。
ただ彼の感情は揺れ動いているようで、リズベルに対して特別な気持ちが芽生えて始めているようにも見えます。
これからのアシオスとリズベルの関係がどうなるのか楽しみですね。
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