ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【20話】ネタバレ
賢いおチビちゃん
ゼッドに連れ出されたクロエは、ケーキ屋に来ていた。
クロエに用意されたのはケーキ1ホール丸ごとである。ゼッド曰くそれはこの世で3番目に美味しいケーキなのだとか。
大きすぎて食べきれないと言うクロエに、それならば残せばいいと彼は答えるが、そんなことクロエにはできなかった。
奴隷の時には食べ物を残すと罰が与えられ、こんな高価なケーキ残すことなどできないと感じていたのだ。
だから食べきれずに残った分は持って帰ると。
そう言うクロエに対し、おチビちゃんやっぱり賢い!と言ってゼッドは頭を撫でて褒めるのだった。
警戒すべき相手
ケーキを食べているクロエとゼッドの前には、ハノーバー家のヴィオラと名乗る令嬢が現れた。
お目にかかれて光栄ですと礼儀正しく挨拶してくるが、はぁ…とゼッドはため息をついている。
偶然を装って現れたが、それは明らかに意図されたもの。彼らがここにいると聞いてヴィオラは駆けつけたようであり、迷惑だなとゼッドは感じた。
そしてクロエとヴィオラがお互いに挨拶をすると、ヴィオラは自身が主催する交流会にクロエを誘ってくる。弟のエドガーを紹介したいとも。
それが狙いだったようだなとゼッドは険しい表情を浮かべ、失せろ!と言ってヴィオラを追い返すのだった。
それからヴィオラが立ち去った後、あの女とは仲良くしないほうがいいとゼッドはクロエに忠告した。相手はクロエのことを利用するために近づいている可能性があると。
クロエは兄の言う通りヴィオラ主催のお茶会には誘われても行かないことにした。彼女にとってはこの手の話はまだ難しいが、それでも兄が自分のことを心配してくれているということは理解できた。
おチビちゃん偉いな!いざとなったら一緒に行ってあげるから!
そう言ってゼッドがクロエの頭を撫でると、彼女の瞳は喜びを表す金色に変わるのだった。
チェスターの迎え
クロエがゼッドと手をつないで帰っていると、途中馬車を用意したチェスターが現れた。
どうやらクロエの帰りが遅いから迎えに来たようだ。
過保護はまだ早いんじゃないかななどと言っているゼッドのことを置いて、チェスターはさっさとクロエを馬車に乗せて出発した。
待ってくれ!兄上~と言うゼッドは置いて行かれ、結局1人徒歩で帰るのだった。
それから馬車の中では、ゼッドお兄様は平気ですか?とクロエが心配している。
その”お兄様”という言葉にチェスターは引っかかったようで、なぜあいつだけ…とボソッと言うが、その言葉をクロエは聞き取れなかった。
何でもない!とチェスターは誤魔化し、そして今日城の外に出てみてどうだったかを聞く。
するとクロエはハノーバー家のヴィオラという人にお茶会に誘われたこと、そしてゼッドにはお茶会に行くなと言われたことを話す。
確かにクロエを利用しようとする人がいるのは事実だが、逆に味方になってくれる人もいるだろうとチェスターは言う。だから必ずしも全ての誘いを拒否する必要はないと。もちろん無理していく必要もないとも。
クロエはまだ作法が身についていないことを自覚しており、リンダから色々なことを教わってからにしようと考えた。
彼女の意向を尊重し、もし招待状が届いたらしばらくは自分のほうで送り返しておこうとチェスターは言うのだった。
そして走っている馬車の中から、クロエはふと気になるものを目にした。
初めて首都に来た日に見かけた空き地だった場所に、突然建物が出来ていたのだ。
それはすぐに見えなくなり、見間違えたのかな?と彼女は困惑するのだった。
【20話】感想
ケーキ屋に現われたヴィオラという令嬢。ゼッドは汚らわしいものでも見るかのような目で彼女のことを見ていました。
皇妃の座を狙って近づいて来る女がたくさんいるという話はこれまでも何回か出てきましたが、それだけ警戒しているということなのでしょうね。
そして今回またチェスターの不器用さが表れてました。クロエがゼッドのことをお兄様と呼んだ時に、あいつだけ…とゴニョニョ言ってましたが、やっぱりこじらせてますね~。正直に言えればいいのに。笑
お兄様と呼ばれたらきっとチェスターは歓喜でしょうね!
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