ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第52話 | 第53話 | 第54話 |
「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【53話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
初めて知る事実
エルセラの部屋に突然やって来たハルゼン。
大泣きして腫れてしまった目を見られないようにと避けていたエルセラだが、あっさりと彼に見られてしまった。
もう寝ようと思います…と言って誤魔化そうとするが、そんなものはハルゼンには通用しない。
何があったのだと彼は問い詰めてくる。
話すことをエルセラが拒否すると、それならばビセンテに聞こうと彼は言う。
そんなことを言って冷静に追い詰めてくるハルゼンに対し、エルセラは不満を漏らした。
そんなに知りたかったならパーティーに直接来たらよかったのに!私の成人パーティーすら来なかったじゃない!
そう言ってエルセラはヒートアップする。
するとハルゼンは、君の成人パーティーには行ったよと答えた。当時、一日中待っていたエルセラの前に現われることはなかったが、確かにハルゼンは彼女の成人パーティーに訪れていたのだ。
用事があって少ししか顔を出せなかったものの、しっかりとエルセラのドレス姿は目に焼き付けたようである。
初めて知る事実にエルセラも驚いた。
それから、あなたにまだ私が必要ですか?と意味深な質問をするエルセラ。
彼女の意図をハルゼンは理解できなかったが、必要だから隣にいて…と答え、優しく肩を抱き寄せるのだった。
心変わりを恐れて
エルセラが眠りについた後、ハルゼンはビセンテを執務室に呼び出し、今日何があったのかを説明させた。
自分がオリビアからのダンスの誘いを断ったということを正直に話すビセンテ。
相手から無礼なことをされたわけでもなく、ただ踊りたくなかった自分が賢明な判断をできなかったのだと話し、申し訳ございませんと言って謝罪する。
ハルゼンはビセンテを叱りつけるということもなく、冷静に彼の話を聞いてあげた。
それから、君が考える価値があるものはなんだ?とハルゼンは問う。
その問いに、人の心を掴むことであるとビセンテは答えた。人間は利己心で動いてしまうものであり、その時に支えてくれる人が必要であると。そのために彼らの心を掴むことに価値があると話した。
それならば母親の後ろを追い回すのも心を掴むためか?とハルゼンが聞くと、ビセンテは動揺した様子で、そんなことは…と口ごもる。
それ以上言葉出てこないビセンテだが、そんな彼の気持ちをハルゼンは理解できるようだ。
怖いのか?いつ心変わりするか分からないその心が…私も怖いぞ…
突然そのように話すハルゼン。”その心”とはエルセラの心のことだ。
優しい母がまた変わってしまうのではないかとビセンテは無意識に恐れていたのだろうか。何年も夫としているハルゼンもまたエルセラの心変わりをずっと恐れているため、ビセンテの気持ちが理解できるのである。
そんなハルゼンの赤裸々は話に、ビセンテは驚いている。
ハルゼンはエルセラのために敵対する家門を潰し、その事件を隠ぺいするために数多くの味方も処理してきた。
人を切り捨てるのは簡単なことなのに、人を得るのは…
そんなことを言い、ハルゼンは悩ましそうに頭を抱えるのだった。
【53話】感想
エルセラとハルゼンの関係がまたギクシャクしそうで嫌ですね…。君が必要だと言われたときも、エルセラの表情は曇ったままでした。
パーティーの時にビセンテに厳しい言葉を浴びせられたことで、エルセラのメンタルはやられてしまったのかもしれません。
ハルゼンはビセンテを呼び出して事情を説明させましたが、決して叱ることなく話を聞いてあげるところは良い父親という感じがします。
これから親子3人どんな関係になっていくのか、今後の展開が気になります。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第52話 | 第53話 | 第54話 |