ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
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「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【15話】ネタバレ
ベラの事情
カエナはベラと2人で話していた。
ベラの実家はレイジェフを支持指示している一家だ。
彼女がカエナを慕うことは実家やレイジェフへの裏切りのようにも見えるが、そんなことはないとカエナは言う。
むしろ自分はレイジェフを皇帝にするつもりだから、彼を助けることになると。
そしてベラには爵位が欲しいという事情があった。彼女は実家で不本意な結婚をさせられそうになり、妹たちにまでその手が加わろうとしていた。
だからベラは一人宮殿入りし、爵位を貰って妹たちを助けようとしたのだ。
カエナは全てを知っており、そのことベラは動揺するのだった。
爵位を与えられるのは
カエナは続けて爵位授与の話をした。
ベラが欲しがっている爵位は、レイジェフから与えられることはないだろうと。彼は気を配れる人ではなく、面倒な爵位授与をするはずがないからである。
それを聞いてベラはうつむいてしまう。
しかしそんなベラに希望を与える言葉が。それはカエナにも爵位を与えることが出来るのだということ。だからもう心配しなくていいとカエナは言う。
25歳という若さで自分だけではなく妹の人生も背負って宮殿に入ってきたベラのことを、誰よりも理解し合える相手だとカエナは感じていた。だから彼女のことを守りたいと。
今までよく頑張ったわねと言ってカエナがベラの頭を撫でると、私は…永遠に殿下にお仕えします!とベラは強い気持ちで誓った。
信頼関係が出来上がったところで、カエナは一番地味で古いドレスを用意するようにベラに指示するのだった。
レイジェフの謹慎に対する訴え
レイジェフの謹慎令が出て以来、カエナは地味なドレスを着て、長い時間ずっと床に正座して座っていた。
それはレイジェフの謹慎に対して異議を訴える行動のようである。
少し前にアレルギーで倒れたばかりで、このままでは体を壊す危険性もあると医師は言い、その報告は皇帝にも届いていた。
そしてカエナがそういう行動を見せている今がチャンスだと言わんばかりに、レイジェフを支持する貴族たちが皇帝の部屋に押し寄せる。
陛下!皇女に免じてどうかお許しを!と彼らはレイジェフの謹慎解除を皇帝に訴えた。
皇帝としても、権力を持った貴族たちが声を張り上げている状況を無視することは出来ない。
そんな中、ついにカエナが倒れてしまったという報告が皇帝の元に届く。
皇帝の前に跪く貴族たちの中心にはゼノン・エバンスがいた。彼はレイジェフに仕える策士だ。
今回の一件で皇女は何一つ失ったものはなく、どう考えても皇女の謀略にしてやられたんだと彼は考えていた。アーモンドを口にしたかさえ疑わしいと。
しかしそれでもカエナがレイジェフの謹慎に反発の姿勢を示しているこの機会は絶好のチャンスである。
カエナの真意は分からないが、とりあえずこの状況を利用して、レイジェフの謹慎解除を必死に訴えた。
皇帝はやむなく、レイジェフの謹慎を10日に短縮するのだった。
お父様のテスト
一方の倒れたとされていたカエナは無事だった。
倒れたという噂は一人歩きしただけで、本当は長い間正座していたから足がつっただけであった。
ただ倒れたという噂のおかげで、むしろ逆に事を進めやすくなったとカエナは言う。
そして彼女はベラにお礼を言う。
あなたのおかげでお父様のテストに合格したわ。
カエナはそのように話し、笑みを浮かべるのだった。
【15話】感想
カエナはしっかりとベラの気持ちも掴みましたね。徐々に信頼できる人が増えているという感じでしょうか。
またお父様のテストに合格したわと発言していましたが、テストとはいったい何なのか。カエナが何を考えていたのかが気になるところです。
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