ピッコマで公開されている「転生したら推しの母になりました」のネタバレと感想になります。
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「転生したら推しの母になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
白属性の異能
アイシャはハデスと手をつないだまま、彼に核石を隠す指導を受けていた。
エスクリフ男爵家は白属性という希少で有用な属性を持って生まれたが、結局能力を使うことは出来ずにいた。
ため息をつく彼女に、気負う必要はないと励ますハデス。
俺は君の助けなど要らない。一体どこの誰が俺を傷つけられるのだ?などと言っているが、そんな彼は一年後に死んでしまうのである。
そして本来エスクリフ男爵家が持っている能力をもってすれば、一年後に怒るアベルの暴走とハデスの死を止められるはずなのだが、それを使えないなんてこんな哀れなことがあるだろうかと彼女は感じていた。
火属性が火気の異能を使うのであれば、白属性の異能は浄化である。それは治癒能力とも知られており、対象の傷や汚染された精神を吸収して浄化するのである。
アベルの唯一の救済
アベルの能力は絶大だったが、自身の力ではどうしようもないハンディキャップがあった。それは周期的に異能同士がぶつかり合い暴走すること。
そのたびにアベルは精神の汚染と肉体崩壊を同時に味わい、死の狭間を彷徨っていたのだ。
そんなアベルの状態を浄化できる高レベルの白属性能力者はこの世界にただ一人、小説のヒロインであるデボラ・フローレンスである。
「ペルソナ」の作家はアベルの唯一の救済としてデボラを用意したのだ。それが彼女がこの世界でただ一人白属性を自由に操れる理由であり、他の白属性の者が能力を使えない理由である。
アイシャは、自分がこの世界に適応したら何か特別な能力が覚醒するのではと内心期待していたが、どうやらそんなことは無いようである。
それでも、ハデスはアイシャのことを何があっても守るからと優しい言葉をかけ続けるのだった。
優しすぎる
アイシャはハデスからの指導が終わり、アベルもガスフェル伯爵夫人の授業が終わって2人は一緒に散歩していた。
伯爵夫人と一緒と聞いてアイシャはアベルのことを心配していたが、彼は思いのほか元気である。
アイシャと一緒にいたいと言う彼に、アイシャはドキッとして喜びを感じる。
また散歩中ふと見渡すと花が植えてある。
アベル曰く、それはアイシャが花を好きだと聞いてハデスが庭師に頼んで植えたものらしい。
思ってたのと全然違う性格みたいね。ひょっとして自分の女にだけは優しいタイプ?とアイシャは思う。
アベルが、父上は本当に優しい方なんですとまっすぐな目でアイシャに言と、アベルの言う通り優しすぎるくらいだと彼女は思った。
おそらくハデスが死ぬ前まで、彼がアベルにとってこの世の全てだったのだろう。
そんなことを考えているアイシャは、アベルには気分が良くないように見えたみたいである。
どうしたんですか?僕に教えて?アイシャ様のお役に立てるかもしれません。
彼がやる気満々にそう言うと、これは秘密なんですけど…とアイシャが何か話し始める。
ア、アイシャ様!これは…!とアベルは言うのだった。
【12話】感想
白属性の異能はデボラ以外ほぼ使えないという設定が元の小説に用意されているようです。
さすがに小説の設定を超えて、アイシャが覚醒するなんてことはないでしょうか。それでも何か物語が変わってきたり、という展開も考えられるので、これからどうなるのか楽しみです。
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