ピッコマで公開されている「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」のネタバレと感想になります。
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「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【21話】ネタバレ
狂っている一族
ロクサナがカシスの部屋に駆け込んでくる少し前、彼はデオンの言葉や行動を思い出していた。
デオンは以前境界付近でペデリアンの者を始末しただけでなく、ついこの間はロクサナの母をも魔物の餌食にしようとした。
そのようなことを考えるとデオンがロクサナの兄を殺したのも不思議ではない。
そう思いながらカシスはギリっと歯を食いしばって苛立つ。
やはりこの家はおかしい。常識もルールも倫理もここでは何の意味もない。
さらにカシスはその先のことまで思考を巡らせた。
もし俺がここを脱出したら、この家でロクサナはどうなってしまうのか?
彼女のことを考え、カシスは胸を強く締め付けられるのだった。
瀕死のロクサナ
ちょうどその時、部屋の扉が開いてロクサナが入って来るが、彼女の様子がおかしい。
次の瞬間彼女は血を吐きながら倒れこむのだった。
ロクサナ!しっかりしろ!
カシスは必死に彼女に声をかけ、そして彼女の周りを舞っている毒蝶の存在が気にかかる。
すぐに医者に診てもらった方が良いとカシスが提案するが、ロクサナはそれを拒絶。
彼女は自分が倒れたことを誰にも知られたくはなかったのだ。
かといってこのまま何もしなければロクサナは死んでしまうかもしれない。
カシスの力の解放
その時カシスの頭には昔の記憶がよぎる。
それはペデリアンの一人と思われる銀髪の男に、自分の力を使うことを禁ずると言われたときのこと。
どうやら自制の効かないカシスの力はまるで災いであるということで、それを使うことを禁じられていた。
しかし今カシスの目の前には死にかけているロクサナがいて、彼女のことを見殺しにして本当に後悔しないだろうか?と自問自答する。
次の瞬間、彼の中にかけられていた鍵が外れ、まばゆい光と共に力が解き放たれた。
そしてカシスはロクサナに顔を近づけ、そっとキスをすると、彼女は目を覚ます。
一体なにを…?と状況を理解できないロクサナに、カシスは再びキスをする。
彼女は、やめてと言ってカシスをグイっと押して離すが、このままだと死ぬぞ!?とカシスは必死に主張する。
そして力のないロクサナの目を見て、カシスは何かを感じる。
これは常に死を隠しながら生きる人間の目であり、これまでロクサナのことが気になっていた理由も、放っておけなかった理由も全部やっと分かった。
カシスはそう思いながら、ドクンドクンと胸の鼓動を高鳴らせるのだった。
【21話】感想
カシスは力を使うことを禁じられていましたが、突然解き放たれて、直後にロクサナにキスをしていましたね。
このキスには一体どういう力があるのでしょうか。回復させる効果ですかね?
そしてカシスがロクサナのことを放っておけなかった理由というのが何なのか。続きが気になります。
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