ピッコマで公開されている「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」のネタバレと感想になります。
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「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【8話】ネタバレ
カシスを変えたもの
ロクサナはカシスの背中の傷に薬を塗る。
彼は顔だけでなく骨まで綺麗だった。もしシャーロットのおもちゃになっていたらズタズタにされただろうとロクサナは感じる。
ほどほどのところでカシスはロクサナの腕を掴み、少し照れた様子で、後は自分でやると言う。
彼女は、一応私が女には見えるみたいねと思った。
そして、前より自分への警戒心が解けたような気がしていた。最初のカシスなら自分に傷の手当てを任せなかったはず。
何が彼を変えたのロクサナは気になっているのだった。
ロクサナの弱い姿
ロクサナはカシスの部屋に昼食を持ってきた。
わざわざ直接持ってこなくてよいと言うカシスに、ちゃんと食べてるか様子も見るためと言うロクサナ。
その日やけに冷や汗が出ていた彼女は、突然血を吐き倒れこんだ。
昨日エミリーに毒の量が多いものを用意させており、その影響で体が悲鳴を上げたのだ。
とっさに心配するカシスに、彼女は大丈夫よと答える。
血を吐いたことに驚くカシスだったが、ロクサナは昔からよくあることだからと平然とふるまう。
逆に、心配してくれてるの?と聞くと彼は、誰が心配なんか…!と言いかけた後、誰だって驚くに決まってるだろと頭をかかえて言うのだった。
彼女の知っている小説で読んだカシスは、強い者に立ち向かい弱い者には手を差し伸べる人物。
それなら今回だけは私も…彼にもう少し弱い姿を見せてもいいかしら?
彼女はそう思いながら部屋を後にする。
毒蝶の孵化
部屋を出るとジェレミーと出くわした。
彼はロクサナの服に血がついていることに驚くが、おもちゃに罰を与えたところと噓をつき、カシスの血であることにした。
そしてジェレミーはクンクンと匂いを嗅ぐと、毒蝶の温室に行った?と聞いてくる。
どうやらロクサナからかすかに毒草の匂いがしているもよう。
確かに彼女はさっき温室に行っており、ジェレミーが匂いで気づくくらいなら体にまだ温室の毒が残っているということ。
自分の体に染みついた毒がカシスに悪影響を与える可能性も考え、今後カシスに会う前には温室に行くことを控えようと心の中で決めるのだった。
そしてジェレミーは毒蝶の卵を捨てちゃダメかと聞いてくる。
毒蝶が孵化したらロクサナの血を与えなければいけないことが心配なのだと。
それを聞いた彼女は、もしこの間みたいに邪魔したら本当に怒るわよと高圧的に忠告した。
ジェレミーはあたふたしながらも、ただ心配なのだと説明する。
確かに彼の言う通り、特徴の飼い主は事実上毒蝶に寄生され、孵化に成功した後も血を与えることが出来なくなれば体を食べつくされてしまう。
私をここまで心配してくれるのはあなただけよとロクサナはジェレミーに微笑みかけるのだった。
しかし彼女はジェレミーの期待には応えられないと心の中で思っていた。
なぜならロクサナはすでに毒蝶の孵化に成功していたのである。
【8話】感想
ロクサナは少しずつカシスからの信頼を得ているようですね。
彼女は何が彼を変えたかを気にしていましたが、ここまでの話を見ると、兄が自分と重なっているというところをカシスが意識しているという点もあるかもしれません。
またいつの間にか毒蝶の孵化に成功していたというロクサナですが、これから彼女は無事でいられるのでしょうか。
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