ピッコマで公開されている「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」のネタバレと感想になります。
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「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【5話】ネタバレ
毒蝶
ロクサナは育てている毒蝶の卵を撫でていた。
毒蝶とは珍しい魔物の一種で、見つけることが難しい生き物である。孵化する確率も30%にも満たない。
そして何より飼いならすことが難しいのだ。
毒蝶に飼い主を認識させるには定期的に血を与える必要があり、ロクサナはナイフで自分の腕を切り、流れる血を与えている。
そして孵化を早めるために、その日から自身が摂取する毒の量を増やそうとしていた。
なお原作の小説では主人公の一人である白の魔獣師が毒蝶の卵を見つけたのだという。
毒蝶の卵を世話をしていたロクサナは、ふとデオンのことを思い浮かべた。
毎月絶対1位の座を譲らない彼が、晩餐会に姿を現さなかったことが少し気にかかっていた。
おそらくは絶対である父の命令に従い、どこかへ派遣されているのだろう。ロクサナは悪い予感を感じていた。
シャーロットの攻撃
ロクサナが部屋に戻ると、地下の牢屋の番人が倒れていたとエミリーが報告する。
犯人は間違いなくシャーロットだろうとロクサナはわかっていた。そしてそれはジェレミーがそそのかしたのであろうということも。
どうやらシャーロットは無理やり牢屋に入り、カシスに攻撃したうえ、拘束器具まで破壊したという。
ロクサナは大魔物用の拘束器具を壊したことに少し驚いた。
シャーロットだけの力で破壊するのは不可能だから、おそらくカシスが彼女を上手く利用したのだとロクサナは推測する。
そして、なんだか面白いわ…と言葉を口にするのだった。
母への思い
ロクサナは廊下で母とすれ違う。
会話の中で母は彼女に、あなたはもう立派なアグリチェよと言った。その言葉に微妙な表情を見せるロクサナ。
そしてロクサナが私の部屋に寄って行かれますかと少し威圧的に言うと、母はビクッとしてやめておくと言うのだった。
その場で母と別れ自分の部屋に戻ったロクサナは、立派なアグリチェと言われたことを思い出しうつむく。
アシルと自分を守ってくれなかった母を恨んでいるわけではないが、以前と同じように接するのは無理よと思うのだった。
そしてエミリーに、いつもよりお茶に入れる毒の量を増やすよう言う。毒蝶のためである。
カシスの疑問
地下の牢屋に捕まっているカシスは、シャーロットに攻撃されたおかげで拘束具の仕組みを理解していた。
それは拘束対象の興奮度によって動きは制限されるというもの。
逆に冷静でいれば拘束具は発動しないということだ。
そして敵を油断させるためにも、このことに気づいたことを秘密にしようと考える。
ただカシスは、この拘束がただの飾りであるということをロクサナが気づいているかもしれないとも思う。
そして彼はロクサナのことを思い浮かべ、俺はお前をどこまで信じたらいいんだ?と自分自身に問いかけるのだった。
【5話】感想
ロクサナが大人になってから初めて母と会話を交わす場面がありましたが、彼女は母のことを信頼はしていないようですね。
アシルが亡くなってしまったことが大きく影響しているのでしょうか。
立派なアグリチェと言われたことに微妙な反応をしているところも、ロクサナはアグリチェ一族自体をそこまで良く思ってないようにも見えます。
最後の場面でカシスがロクサナをどれほど信じていいか迷っている様子でしたが、ぜひ信じて下さい!笑
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