LINEマンガで公開されている「赤い瞳の廃皇子」のネタバレと感想になります。
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「赤い瞳の廃皇子」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【11話】ネタバレ
後悔と励まし
私は恩を返そうとしただけなのに…
赤髪の怪しい男を殺すと言う言葉を聞いたリエターは後悔していた。
そんな気持ちなどよそに、アクシアス大公は外出の準備をする。
リエターには、お前が心配することではないとだけ言い、レナードを含めた12人の騎士や数名の女たちと出発する。その中にはリエターも含まれていた。
これから彼ら使節たちと5日間の旅となる。
旅の途中リエターは膝を抱え込み落ち込んでいた。
まさか自分の一言で人が死ぬなんて…こうなることがわかっていたらあの人が怪しいとは言わなかった。
忘れていたがアクシアス大公は恐ろしい人だったのだ。
そんな落ち込んでいるリエターを、ジゼルや他の女性たちが励ます。
ここは殺さなければ殺されてしまう場所で、司祭と偽った男を送り込んできた皇妃がいかに危険な人物かということ。
さらに大公陛下は残酷に見えるが、後ろにいるアクシアスの人々を守るためであるということも説明した。
リエターの顔は一瞬明るくなったようにも見えたが、やはりうつむき落ち込むのだった。
その横でジゼルは袖から薬を取り出し、厄介者はこの旅路から消えてもらいましょうと言う。
ジゼルは少し薬が使えるというのだ。
赤髪の男の始末
一方列の先頭にはアクシアス大公、そして大公に体調が悪いことを報告する赤髪の怪しい男がいた。
どうやら赤髪の怪しい男はジゼルの薬を盛られたようだ。
アクシアス大公は赤髪の男を自分の元に近寄らせ、何を企んでいるのか、とつぶやく。
次の瞬間赤髪の男に剣を突き刺し、命を奪うのだった。
後ろで施設の者たちが、司祭様!と叫ぶ。
いったいどういうおつもりで…とビンセントが声を上げると、アクシアス大公は薄ら笑いを浮かべ、赤髪の男は司祭ではないだろうと詰め寄った。
見抜かれていたことに驚いたのか、ビンセントはビクッとおののく。
このことについて皇妃はしらを切り責任転嫁するだろう、お前たちも口を慎んだほうが良い、とアクシアス大公が言うと、使節の者たちは皆震え怯えるのだった。
そしてアクシアス大公は、その死んだものを葬ってゆっくり来いとビンセントに言い残し、先に馬を走らせるのだった。
その様子を見ていたリエターはジゼルに心配される。大丈夫と口にするも手は震えていた。
アクシアス大公が赤髪の男を殺した場面が頭に浮かび、全身の震えが止まらないのだった。
【11話】感想
これまでの話でアクシアス大公とは恐れられているような人間ではない印象を受けていましたが、赤髪の男をいとも容易く殺す場面では恐ろしい顔が全面に出ていましたね。
リエターはこの残酷な世界を生き続けることができるのか心配になってしまいます。
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