ピッコマで公開されている「余命わずかの脇役令嬢」の感想と考察になります。
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「余命わずかの脇役令嬢」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【61話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
インフリックの説得
カーシスとインフリックは有名画家カリナの絵が飾られているという銀行を訪れていました。
以前第47話でその画家の正体が妹なのではとインフリックが察しているシーンがありましたが、確認するために実際に絵を見にきたみたいですね。
カーシスのほうは絵を習わせたこともない娘が画家になれるはずがないと決めつけているようですが、インフリックの説得を受けて渋々来たようです。
相変わらずカーシスは頭が固いですね…。自分がそうだと思ったこと以外受け入れられないという感じでしょうか。
カリナの絵は大人気で鑑賞するには行列を並ぶ必要があり、その間インフリックは父との会話でカリナの話を持ち出しました。
インフリックはカリナに気遣ってあげられなかったことを激しく後悔しているらしく。カリナが出て行ったのは自分たち家族の責任だと自覚しているよう。
ただそのことを話しても父カーシスは納得していないようで。食べるものも住む場所も何不自由ない生活を与えたはずだと。
インフリックの説得も虚しくという感じですね…。今からでもちゃんとカリナと向き合いたいと彼は考えているのでしょうが、父に理解してもらうのは難しそうです。
実際に絵を見ると
順番がやってきて実際に絵を見たカーシスとインフリック。2人とも目を見開いて驚いているよう。
それはまさにカリナの部屋で見たスケッチとよく似ており、さっきまで否定していたカーシスでさえ画家の正体が娘であると確信したみたいです。
しかもインフリックはあることに気づきました。その絵はレオポルド伯爵邸の近くの丘の風景で木の下には小さく人影が描かれており、それはカリナ以外の伯爵家の一家だろうと。
つまりカリナは自分以外の家族が楽しく丘の上でピクニックをしている様子を、一人孤独に邸宅の窓から見て描いていたということみたいです。
小さく描かれた人影からそこまで読み取れるとはインフリックも中々鋭いですね。
彼がそんな話をしても、カリナはただ人付き合いが苦手な子だっただけだろうと父カーシスは真剣に考える様子もなく。
そんなカーシスもまずはカリナと連絡を取ってみようと考えているみたいですが、この感じだと彼女の気持ちを理解するのは不可能かもしれませんね…。
一方でインフリックは今回絵を見て胸が締め付けられる気持ちになったようで、ますますカリナに申し訳なくなったのでしょう。
もしカリナが家族に心を開くようなことがあるなら、まずはインフリックからになるかもしれませんね。
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